人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
241029 グレインSP SP
FMCプレバソンPC
日本曹達 231012 SP

【コラム・消費者の目】語り継ぐ覚悟2013年7月8日

一覧へ

【花ちゃん】

 仙台駅前からホテルの送迎バスに乗り約2時間30分、南三陸町に到着しました。
 この町は2011年、東日本大震災で発生した大津波によって甚大な被害を受けました。800人を超える尊い命が失われたばかりでなく、町は波に押し流されて瓦礫の山と化しました。この震災から学んだことを後世に語り継ごうと、この町で観光ガイドをしていた有志の方々が語り部となって運行しているバスツアーがあります。私もこのツアーに参加しました。

 ホテルを出て町に向かう坂の途中に津波の到達地点を示す標識がありました。坂を下ると周りは埋め立て地のように何もない荒地に変わりました。瓦礫は既に取り除かれ、建物があったことをうかがわせる基礎だけが残っていました。
 まず訪ねたのは、赤い鉄骨だけになった防災対策庁舎でした。まるで原爆ドームのようだと私は思いました。

◇   ◇

 この街を津波が襲ったのはこれが初めてではなく、25メートルを超える津波を明治以降だけでも数回経験しています。「その学びを活かせたら亡くならずに済んだ多くの命があったはず」と同行してくれたガイドさん。「神社に逃げた人は、波をかぶらなかったばかりでなく、お祭りの法被を着ることができたので寒さによる二次被害も受けなかったのです」。
指さす先には鳥居と社が無事に残っていました。

◇   ◇

 つらい経験を口にすることは容易ではないかもしれませんが、先人の学びと経験を後世に活かすためには、いつまでも語り継ぐ覚悟が必要です。

重要な記事

240918・シンジェンタライブラリー:右上長方形SP

最新の記事

DiSC:SP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る