【コラム・消費者の目】日本食の出番だ2013年10月7日
9月にシンガポールを訪れた時のことです。空港からホテルに向かうタクシーの中、運転手さんと食べ物の話に花が咲きました。
彼は日本食が大好きとのことで、昨年は北海道にカニを食べに行ったそうです。ついでにラーメンも食べたと満足気に話してくれました。シンガポール市内には多くの日本食のレストランがあり、地元の人たちで賑わっています。ここでも日本食の人気のほどが窺えました。
シンガポール在住の友人によると、日本の食材はお金さえ出せば何でも手に入るそうです。
例えば、納豆は3パックで3~4シンガポールドル。今の為替レートで換算すると日本円で250~300円ほど。日本で買う価格の3~4倍はします。とはいえ、インターネットでも注文できるなど、簡単に手に入るのでありがたいとのこと。
食のグローバル化が進むにつれて、日本の食材の出番はますます増えてきそうです。
◇ ◇
日本食はお寿司に代表されるように健康食として欧米で人気を博しましたが、ここにきてその美味しさが注目されるようになりました。特に東南アジアの人々にとっては、神戸ビーフに代表される高級食材が一つのステータスです。
日本への旅行で美味しい料理に触れ、母国に帰っても楽しめるとなれば、日本の食材の消費量はますます増えるでしょう。
◇ ◇
今のトレンドを追い風に、東京にあるような県産品のアンテナショップを海外の主要都市に作るなどすれば、日本の農産物の輸出を飛躍的に増やすことも夢ではないと思いました。
重要な記事
最新の記事
-
【令和6年度 鳥インフルエンザまとめ】2025年1月22日
-
【特殊報】チャ、植木類、果樹類にチュウゴクアミガサハゴロモ 農業被害を初めて確認 東京都2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(1)どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(2) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(3) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(4) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
禍禍(まがまが)しいMAGA【小松泰信・地方の眼力】2025年1月22日
-
鳥インフル 英イースト・サセックス州など4州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】消費者巻き込み前進を JAぎふ組合長 岩佐哲司氏2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】米も「三方よし」精神で JAグリーン近江組合長 大林 茂松氏2025年1月22日
-
京都府産食材にこだわった新メニュー、みのりカフェ京都ポルタ店がリニューアル JA全農京都2025年1月22日
-
ポンカンの出荷が最盛を迎える JA本渡五和2025年1月22日
-
【地域を診る】地域再生は資金循環策が筋 新たな発想での世代間、産業間の共同 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年1月22日
-
「全日本卓球選手権大会」開幕「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年1月22日
-
焼き芋ブームの火付け役・茨城県行方市で初の「焼き芋サミット」2025年1月22日
-
農のあるくらし日野のエリアマネジメント「令和6年度現地研修会」開催2025年1月22日
-
1月の「ショートケーキの日」岐阜県産いちご「華かがり」登場 カフェコムサ2025年1月22日
-
「知識を育て、未来を耕す」自社メディア『そだてる。』運用開始 唐沢農機サービス2025年1月22日
-
「埼玉県農商工連携フェア」2月5日に開催 埼玉県2025年1月22日
-
「エネルギー基本計画」案で政府へ意見 省エネと再エネで脱炭素加速を パルシステム連合会2025年1月22日