【コラム・消費者の目】農園借りて16年2014年3月4日
家から歩いて5分ほどの貸農園に空きができたので、今まで借りていた農園から借り換えることにしました。これまでのところは土地も肥えていて気に入っていたのですが、なにぶん車で10分かかるので、ちょっと様子を見に行くには不便だったのです。しかし、今度は歩いていける距離なので、収穫した後も楽ちんです。
私が貸農園を初めて借りたのは、現在のJAつくば市が運営するアグリコ桜楽農園で、1998年の4月のことでした。約20平方mとはいえ自分の農園を持てたというのは誇らしく、早く植え付けをしたいという一心で、そこら中に蔓延っている夕顔の根っこを一生懸命掘り起こしました。気が付いたら日がとっぷり暮れていました。
◇ ◇
野菜作りにハマると時間がいくらあっても足りませんでした。なすやトマトの誘引や芽掻き、キュウリは毎日収穫しないとすぐに「おばけきゅうり」になってしまいますし樹勢が弱ります。私は小松菜やホウレン草の間引きが大嫌いでした。葉菜は収穫も苦手でした。葉の裏についている細かい泥をきれいに洗っている時間がなかったのです。
◇ ◇
今年で16年目のシーズンに入ります。引っ越ししたこともあり、農園は借り換えていますが、これまでよく続いているなと思います。できるだけ手のかからない作目に絞って手抜きをしながら、限られた時間の中で楽しみたいと思っています。昨年から自分で種を播いて、苗づくりに取り組んでいます。これは相当奥が深そうです。
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