【コラム・目明き千人】安倍総理には軍服がお似合い2015年4月1日
内閣総理大臣は自衛隊の総司令官でもある。安倍総理は名実ともに総司令官で儀仗兵の閲兵も堂にいっている。国会は勿論のこと公式の場には勲章をつけた軍服姿がお似合いである。
軍服姿の総理大臣というと東條英機が真っ先に頭に浮かぶが、昭和9年から20年の敗戦までに12人の総理大臣がいて、短命内閣であったが、うち10人は軍服姿であった。
戦後レジームからの脱却として自衛隊の出番を狙っている総理にピッタリだ。
周辺事態、集団的自衛権、後方支援を正確な日本語にすれば「地域紛争」、「軍隊の出動」、「アメリカ軍との共同作戦」である。
自衛隊の出動は、議会の承認や閣議にもかけずに総理の判断でいつでも、何処へでも出来るようにする。小泉元首相は、自衛隊のイラクへの派遣は戦闘地域ではない人道的な後方支援であるとしたが、国会で「戦闘地域でないところはどこか」の質問に「それは自衛隊が行くところである」と極めて適切な答弁をした。
安倍総理は、歴史問題について「侵略の定義は定まっていない」との見解である。同様に「積極的平和主義」も“定義はない、安倍内閣の政策そのものである”というところであろう。
8月15日に70周年の首相談話を発表すると今から鳴り物入りで宣伝をしている。日本の国際的な立ち位置を内外に示すと大見えを切っている。個人的な見解ではないとするためにおなじみの有識者会議で検討とあるが、安倍首相が何を言いたいかを知っている人が集められてああでもないこうでもないとやって作文を作る。
憲法も、“国民が気のついた時には改定をされていた”の方式がよいとの副総理の筋書きとしたいところであるが、先の選挙で自信をつけたので任期中に改定すると意気軒高だ。
これらを公言している首相をヨイショしているのがマスコミであり、強引に実施をした先の選挙で信任を得たとの自信を持たせたのは日本の有権者である。
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