【コラム・消費者の目】スイカを守る2016年8月2日
忙しさにかまけて貸し農園に手を入れていなかったら、春先に雑草が繁茂してしまいました。地主さんからは除草するように札を立てられ、反省しきり。ゴールデンウイークに一念発起して、トウモロコシとスイカの植え付けだけは済ませることができました。トウモロコシは播種のタイミングの遅れと肥料不足が重なり、生育不良で残念な状況ですが、スイカは昨年に引き続き見事に着果して、今ではバレーボールほどの大きさになっています。
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同じ貸し農園を借りている先輩方に聞くと、畑には夜な夜なハクビシンが出るそうで、ネットを張るなどの対策を施さないと、せっかく食べごろになったスイカをかじられてしまうとのことでした。テレビなどでもイノシシや鹿などによる獣害が報じられることが多くなっていますが、丹精をこめて育てた作物を収穫前に台無しにされる気持ちは、察するに余りあります。
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自然の恵みを人間が独り占めしないで動物たちにも分けてあげれば良いのではないかという考えもあると思いますが、凡人の私には受け入れがたいものがあります。何とかスイカを動物たちから守りたいという気持ちから、ホームセンターの鳥害・獣害対策グッズ売り場に行っては、獣害対策ネットやカラス避けのアイテムを物色しています。
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昨年は高さ1m、長さ10mのネットをスイカの周りに張り巡らせたおかげで、まったく被害を受けることなく収穫できました。今年は面積を増やしたので周囲を囲うだけのネットを買うことが出来ず、スイカの周囲だけにネットを被せています。果たしてこの対策が功を奏するかどうか、ハクビシンとの知恵比べです。スイカが食べごろを迎える8月中旬には答えが出ていることでしょう。
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