ITとパン屋さん2018年5月12日
大きな公園の向かいにその人気のパン屋さんはあります。それほど広くもない店内には、おいしそうなパンが並ぶパンの売り場と店内で食べる人たちのためのイートインスペースがあり、その間にレジがあります。
お客さんは食べたいパンを自分で取ってトレイに入れ、レジでその代金を支払った後、持ち帰りたい人は袋に入れてもらい、その場で食べたい人はイートインスペースに持って行って食べることができます。
◇ ◇
パンを買うだけではなく、店内で焼き立てのパンを食べることができるので、いつも多くの人でにぎわっています。レジが混雑すると、店の中が人で溢れてしまいます。そこで、できるだけ早くレジを処理するため、店員さんはお客がトレイをレジに置くや否や、一人が猛烈な勢いで計算し、もう一人が袋詰めするという2人体制で忙しく働いていました。
◇ ◇
先日、久しぶりに立ち寄ると、トレイが半透明なものに変わっていました。随分と現代風な素材に変わったものだと思いました。
パンを選び終え、レジに持っていくと、トレイの下から光が照射されて、半透明のトレイ越しにパンの形を見分けて即座に合計金額が表示されました。その金額以上のお金をレジに入れるとお釣りも自動計算して返してくれました。
◇ ◇
もはや店員さんは袋詰め係。パンの値段を覚える必要も、お金の受け渡しもやる必要ありません。2人体制で回していたレジは一人でも回るようになっていました。パンの値段を覚え、早く正確にレジを打つという作業は特殊技能だと思っていましたが、いまや誰でもできる作業へと変わっていました。
人間がやる作業がどんどんIT技術によって変わろうとしています。いったどんな仕事が人間に残されるのでしょうか。
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