【花ちゃん・消費者の目】ミス防ぐ知恵2018年7月9日
ミスは誰も望んではいませんが、簡単にミスするのが人間です。機械の操作や作業が難しすぎることによるミス、覚えることが多すぎてミスしてしまうパターン、慣れてきた頃にミスをやらかすのは世の常ですし、不注意によるミスは枚挙にいとまがありません。ミスするまいと緊張しすぎると逆にミスします。格好つけようとしてミスすると失笑を買ってしまいます。
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では、ミスを防ぐにはどうしたらよいのでしょう。誰しも頭の中にもう一人の自分が住んでいて、自分自身を見つめているのだそうです。囲碁の格言に「岡目八目」というのがありますが、客観的に見ていると着手の善し悪しが良く見えるものです。ミスするかどうかを予測でき、ミスに気づくことができ、ミスしないように自分をコントロールする能力をメタ認知力といいますが、その力が強ければ強いほど、ミスを防ぐ力が高いと言えます。
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運動会のリレーで子供に良いところを見せようとしたお父さんたちが転ぶのは、このメタ認知能力の欠如によるところです。昔はもっと速く走れたのに、気持ちに足がついてこないで悔しい思いをした経験は、誰にもあると思います。逆に、慎重なお年寄りは無理をせず、例えば階段を降りる際も手すりを使ってゆっくり下りるので、めったに転んだりしません。
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他にもミスを防ぐ知恵はたくさんあります。私の亡くなった父からは、時計の針を5分進めておくように言われたものです。時間に余裕をもって行動することで、心に余裕が生まれ、ミスの防止につながります。逆に、遅れる方がミスをするよりましだと気持ちを切り替えるのも悪くないでしょう。アナログかもしれませんが、ミスを防ぐ先人たちの知恵を忘れたくないものです。
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