【花ちゃん・消費者の目】大雨にどう備えるか2018年7月28日
7月上旬に発生した西日本地方豪雨によって多くの貴重な人命が失われ、今なお行方不明の方もいらっしゃいます。また、洪水による家屋の浸水、土砂崩れによる倒壊など、甚大な被害が発生し、広いエリアで多くの方が避難生活を余儀なくされています。豪雨により被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申しあげます。
◇ ◇
この豪雨では、7月6日から8日にかけて、長崎、福岡、佐賀、広島、岡山、鳥取、京都、兵庫、岐阜、高知、愛媛の計11府県に大雨特別警報が出されました。「特別警報」は、「警報」の発表基準をはるかに超える、数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表され、対象地域の住民の方々に対して最大級の警戒を呼びかけるものです。しかし、自分の身にどんな危機が迫っているのか、なかなかピンとは来ないものです。
◇ ◇
1982年の長崎大水害の時、私は帰ってこない両親を心配しながら自宅でテレビを見ていました。夜9時過ぎに父から電話があり、「浦上川が氾濫して帰れないので、母と一緒にホテルに泊まる」とのことでした。その時初めて、雨が尋常ではないことに気が付きましたが、長崎市内の至る所で土石流やがけ崩れが発生し、多くの方が犠牲になったことを知ったのは翌日になってからでした。
◇ ◇
特別警報を聞いて、どれだけの方が適切な回避行動を起こせたのでしょうか。常に氾濫を繰り返す河川のそばに住んでいれば、回避行動は身についているのかもしれませんが、数十年に一度の大雨に対してどう備えるのか、経験値が役に立たない状況では、これが簡単そうで難しいと思います。自分達の経験だけでなく、他のコミュニティの経験も含めて被害と回避策を想定しておくことが必要だと思います。
本コラムの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日