【花ちゃん・消費者の目】御朱印ブームに一言2019年6月4日
世の中は空前の御朱印ブームだそうです。神社や寺院にお参りした際、御朱印をいただくのが楽しみという方も多いと思います。御朱印は神社や寺院を参拝した際、その証として押印してもらえる印影のことです。寺社名・神仏名、参拝日や「奉拝」などの文字を墨で書いた上から印を押してくれることも多く、それも含めて御朱印と呼ばれています。
◇ ◇
パソコンや携帯がこれだけ普及した現代では、手書きの文字自体が新鮮で、墨書の黒と印章の朱のコントラストは、本当に美しいものです。御朱印は寺社の職員や僧侶、神職、氏子などが手書きして押印するので、唸るような達筆もあれば癖のある文字も混ざっていたりして、そのアナログ感が人気の秘密かもしれません。御朱印を集めるための御朱印帳も様々な柄のものが用意されており、自分の好きなものを選べるのも魅力の一つです。
◇ ◇
しかし、一方で御朱印集めがゲーム化しているという批判もあります。とある神社に参拝した時、初詣の時期でもないのに鳥居の外まで長蛇の列が出来ていました。訝しく思っていたところ、それは御朱印をもらうために並んでいる行列なのでした。私はその脇をすり抜けてお参りを済ませましたが、参拝が二の次になっていることに疑問を感じずにはいられませんでした。
◇ ◇
平成最後の日付や令和初日の日付の入った御朱印を求めて長蛇の列ができ、遅々として進まない行列にじれた人が、寺社の職員に暴言を吐いたり詰め寄ったりしたことをニュースで知りました。御朱印が争いの種になったのでは本末転倒です。ネット販売するなどもっての外。「神仏に対する信仰を持って」とは言いませんが、本来の意味に立ち返って節度のある楽しみ方をしたいものです。(花ちゃん)
本コラムの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日