【原田 康・目明き千人】「桜を見る会」の出席者は誰か2019年11月21日
「桜を見る会」が安倍内閣の舞台裏を見せてくれた。主催者の意図は次の選挙で当選をすることであるから改めて聴くまでもない。
民主主義の選挙であるから多数の議員が当選をした党が与党となり内閣を作るので、その内閣の政策の責任は議員は勿論であるがその議員に投票をした人にも責任がある。
分かり易い例がトランプ大統領だ。トランプ氏が公式の場での意見表明ではない"ツイッターのつぶやき"がアメリカだけではなく世界各国にも影響を与えている。日本の株までも上がったり下がったりする。
トランプ氏の発言は随分と過激であるが、これらは大統領に立候補をした時の公約を実行しているのであり、トランプ氏に投票をしたアメリカの有権者に責任がある。
来年の大統領選挙に向けた運動でも同様な発言をしているが支持率は落ちていないという。アメリカという国の有権者のレベルを反映している。
これが分かり易い例であるが、日本も他人ごとではない。
選挙は市長、知事、国会議員とたくさんあるが、有権者の皆さんはレベルに合った人を当選させている。その結果が内閣となる。
安部内閣では中央省庁の事務次官以下、局長などの偉い人の人事権を内閣府が握っているのでおなじみの「忖度」が此処でも顔を出した。
「桜を見る会」が図らずもこれらの舞台裏を見せてくれた。春爛漫の新宿御苑の桜を見る機会を利用するとは舞台効果が満点だ。知りたいのは招待者と実際に出席をした人の名簿である。
名簿を見れば、この会がどのような性格の会であるかが一目瞭然となる。各界の功労者を招待するのであるからぜひ拝見をしたいものである。「見る会」の前後でもいろいろな行事があるので出席者がどのような"功労"があるのかがわかる。選挙の結果でその国の知的な水準が反映されるのは世界共通である。 名簿はこの原稿を書いている11月21日現在でも公表されていない
蛇足ながら、小生には招待状が来ませんでした。
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