【花ちゃん・消費者の目】親の想いがこもった名前2019年12月26日
娘に男の子が生まれました。最近は生まれる前から性別がある程度わかるので、どんな名前にするのか娘夫婦は相談していたらしく、臨月に入るころには名前を決めていたようでした。まったく用意の良いことです。娘が生まれた時、男の子か女の子かもわからない中で名前を考えてと妻から言われても実感が沸かず、四苦八苦したのを思い出します。一生ものだと思うと軽々にはつけられないというプレッシャーを感じたのを覚えています。
娘が生まれた当時はキラキラネーム全盛期で、難読なキラキラネームではないにしても、女の子の名前に「子」という漢字はあまり使われなくなっていた時代でした。名前には両親の思いだけでなく、その時々の時代を反映したものが少なくありません。でも、私たち夫婦は、ちびまる子ちゃんに出てくるような昭和感一杯の名前を付けました。
ちなみに、1912(大正1)年は元号改正の影響で男の子は『正一』という名前が多かったのだそうです。そういえば私の祖父も正一でした。祖父は大正元年の生まれだったのかもしれません。昭和一桁世代の男の子には『昭』という字が好んで使われました。女の子は『和子』。平成元年には『平』という字が多く、今年は『和』をイメージさせる名前が多かったそうです。
最近の傾向として漢字一文字の名前が増えています。今年は、男の子は『蓮』、女の子は『凛』が人気第一位でした。また、名前の読みの傾向としては、外国の人でも発音しやすい名前も好まれているようです。名前で呼び合う海外で仕事をするには重要です。名前も多様化の時代なのかもしれません。親の子供に対する思いが詰まっている大切な名前ですので、ちゃんと呼び掛けてあげたいものです。
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【花ちゃん・消費者の目】
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