コロナ感染 いまはリハビリ期間【消費者の目・花ちゃん】2020年7月2日
初めてフルマラソンに挑戦しようと思ったのは、10年ほど前だったと思います。当時、膝を痛めていてプールの中を歩くリハビリを行っていました。しばらくすると日常生活で膝の痛みを感じることはなくなりましたが、昔のように走りたいという思いはくすぶっていました。その思いに火をつけたのはNAHAマラソンでした。フルマラソンなど一度も走ったことがないのに、NAHAマラソンにエントリーし、歩くことから練習を始めたのです。
歩いている間は膝の痛みは殆どありませんでした。しかし、ジョギングに切り替えたら5分もすると両膝に痛みを感じました。ここで無理をするともとの木阿弥です。痛みを感じたら歩き、痛くなくなったら走りを繰り返す日々が続きました。あっという間に3ヶ月が過ぎ、後1ヶ月でNAHAマラソンの本番だというのに、まだ走ったり歩いたりを繰り返していました。
正直焦りました。そこで私がとった作戦は300歩走ったら次の100歩は歩くというものでした。つまり42.195kmを走りきろうとせず、1kmを7分のペースで300歩走り、1kmを11分のペースで100歩歩くと、平均8分/kmのペースで走るのと同じです。42.195kmだと338分となり、制限時間の6時間以内にゴールできると計算したのです。この作戦が思いの外成功し、私は走ったり歩いたりで初マラソンを完走できました。
新型コロナウイルスの感染拡大は一時的には沈静化しているようですが、まだ出口の見えない状況が続いています。一度にアクセルを全開にしたい気持ちはわかりますが、リハビリ期間だというぐらいの気持ちで無理をしないことが大切だと思います。しっかりしたマイルストンを設定し、アクセルを加減しながら、着実に前に進むことが大切だと思います。
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【花ちゃん・消費者の目】
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