心の栄養 新しい命の誕生【消費者の目・花ちゃん】2021年7月7日
コロナ禍が落ち着いたら行ってみたい場所はいろいろありますが、私の中では和歌山のアドベンチャーランドが筆頭です。南紀白浜空港から近く、関東圏からも飛行機ならあっという間です。ジャイアントパンダが7頭もいて、永明(えいめい)・良浜(らうひん)夫婦と、2頭の間に生まれた桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)、結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)の5姉妹が暮らしています。
お父さんパンダの永明(えいめい)は、2歳の時に中国からやってきました。アドベンチャーランド生まれの良浜(らうひん)というお母さんパンダとの間に16頭の子供をもうけており、昨年28歳で楓浜の父親となり、「飼育下で自然交配し、繁殖した世界最高齢のジャイアントパンダ」となりました。相当な貫禄の持ち主で、機会があればぜひ会ってみたいと思っています。
ここで生まれたジャイアントパンダの名前には、白浜にちなんですべて「浜」という文字が入っています。末娘の楓浜(ふうひん)は、昨年11月22日生まれ。「楓浜」には、秋に色づく楓のようにたくさんの人に愛され、あたたかく見守られる存在に育って欲しいという願いが込められました。どの子も願いのこもった良い名前を付けてもらっているなあと感心します。
6月23日、上野動物園のパンダのシンシンが、双子を出産したというニュースが飛び込んできました。コロナ禍で暗いニュースの多い中、久しぶりに明るい話題でほっとしたという方も多いのではないでしょうか。新しい命の誕生は、コロナ禍で疲れ切った心の栄養です。成長の様子を動画で見ているとついつい時間を忘れます。人々は双子パンダの名前にどんな願いを込めるのでしょうか。
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【消費者の目:花ちゃん】
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