コロナ外でも家族分断【消費者の目・花ちゃん】2022年2月19日
1月の中旬、母と同居している弟から連絡があり、母が骨折して救急搬送されたと知りました。注射を嫌がってワクチン接種していなかったこともあり、最初に打診した最寄りの病院からは入院を断られ、少し離れた病院に搬送されたとのこと。このご時世ですから、入院できただけでもありがたいのでしょうが、コロナ禍が通常の医療にも影響していることを実感しました。
手術後2週間程度でリハビリ専門の病院に転院と言われ、本当に転院できるのか心配していましたが、意外とすんなり、リハビリや在宅医療に力を入れている病院へ転院することができました。
救急搬送された病院も転院先の病院も原則面会禁止で、洗濯物などは感染予防対策を行った上で、平日の決められた時間に、ロビーなどの決められた場所で交換するという対応をしています。
県外に住んでいる私は、病院へ出入りする必要がある弟夫婦とは接触しないでほしいと言われました。母のことで弟夫婦とじっくり話をしたくても、万一彼らがPCR陽性あるいは濃厚接触者になるようなことがあれば、病院への出入りはできなくなります。限定的とはいえ、弟夫婦は、差し入れを通じて母と外界をつなぐパイプなので、それが無くなることは母の闘病生活に支障が出るでしょう。
コロナ以外の病気で入院している患者さんや養介護施設に入所しているお年寄りなど、行動の自由を厳しく制限されている人たちがたくさんいます。
義理の母がお世話になっている特養では、第5波が落ち着くまで面会禁止でした。さすがに年末年始はガラス越しに面会できましたが、この第6波でどうなってしまうのか。
コロナ禍による家族の分断は深刻です。一日も早く収束することを祈っています。
(花ちゃん)
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【消費者の目・花ちゃん】
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