悩ましい蜜源確保【消費者の目・花ちゃん】2022年3月11日
今年は記録的な大雪に見舞われるなど、例年よりも寒い冬になりました。2月の気温は例年を下回る日が続きましたので、昨年から飼い始めたセイヨウミツバチの群れが厳しい冬を生き抜けたのか心配でなりません。
ミツバチは巣箱の中で一塊になって筋肉を震わせることで熱を生み出し冬の寒さに耐えるのですが、小さな群れは途中で死に絶えてしまうこともあるそうです。そろそろ寒波が緩んで気温が上がってきたので、巣箱の中の様子を見に行きたいと思います。
標準的な巣箱には巣枠が10枚入ります。巣枠にはミツバチが蜜ろうで6角形の部屋を作り、女王蜂が卵を産み付けたり、蜂蜜や花粉をため込んだりしていきます。
蜂蜜がたっぷり蓄えられた巣枠の重さは1枚3kgを超えますので、巣箱全体では相当な重さになります。オンラインショップで売られているパワースーツを試してみたいと思っていますが、まだ高価で手が出せずにいます。養蜂農家の高齢化がすすむにつれ、省力化に対するニーズが高まってきそうです。
省力化以上に問題なのが蜜源植物の不足かもしれません。私が子供のころは春にはいたるところに菜の花やレンゲが咲いていましたし、雑木林にはハゼノキやトチノキなど蜜量の多い樹木がたくさん自生していましたが、年々減少しています。
蜜源が無ければハチミツは取れませんので、蜜源をどう確保するかは養蜂家にとって非常に悩ましい問題です。耕作放棄地などを蜜源に変える取り組みを行政がもっと後押しして欲しいところです。
今年の栽培計画は、レンゲの間を飛び回るミツバチの姿をイメージしながら、蜜源植物を中心に組んでみました。ラベンダーを配した英国風のBee Farmにもいつか挑戦したいと思います。
(花ちゃん)
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【消費者の目・花ちゃん】
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