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文明の交代期に立って【森島 賢・正義派の農政論】2022年6月13日

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ウクライナ紛争のさ中にあって、アメリカは中国とインドの動きに、重大な関心を向けている。
そこには、NATOの東方拡大を、大西洋から遠く離れた東洋の中国ややインドやASEAN諸国にまで広げようとする隠された意図がある。そこに、米型の自由と民主主義を押し付けようとしている。だから、その中心部にいる中国を、インドやASEAN諸国から離反させ、孤立させたい、と考えて懸命になっている。
だが、東洋をはじめ、世界には米型の自由と民主主義とは違う非米型の自由と民主主義がある。押し付けようとしても、それは出来ない。武力で押し付けようとしても、それはできない。米型の自由と民主主義を否定する国々には、以前と違って、それを跳ね返す力があるし、今後その力はますます強くなっていく。
そのことを、ここで示したい。
いま世界は、米型の自由と民主主義を基礎におき、格差と搾取を肯定する文明から、それに代わって、それを否定する文明への歴史的な交代期に立っている。

文明の交代期に立って文明の交代期に立って

上の図は、最近発表された、世界経済の超長期予測の一部を加工したものである。

各報道機関はこの予測を、日本経済の衰退に焦点をあてて報じている。
だが、ここで注目したいことは、米欧などの米型文明諸国の衰退であり、中国やインド、ASEAN(東南アジア諸国連合)などの非米型文明諸国の躍進である。

この図を、やや詳しくみてみよう。

左右の2つの円グラフは、世界のGDP(国内総生産)の国別割合を示したものである。左の図は2016年の現況で、右の図は2050年の予測である。

ここでは、ASEAN諸国に中国とインドを加えたグループと、NATO(北大西洋条約機構)加盟国のグループに分けて考える。

そうすると、この図から分かることは、NATOグループ、つまり、米型の自由と民主主義を肯定するグループの衰退と、それを否定するASEANグループの躍進である。

これは、文明の相克といっていい。そして、これがウクライナ紛争の根底にある。

このような文明の相克は、各国の国民による、互いの切磋琢磨によって克服すべきものである。各国の武力によって解決すべきものでは決してない。

それは、社会構造の改革によって、そして、その土台となる経済構造の改革によって解決すべき問題である。

この機に臨んで、日本はどんな改革を行うべきか。格差と搾取を否定する経済構造を土台にした文明を目指すか。

(2022.06.13)

(前回   米型の自由と民主主義の落日

(前々回  農政のコペルニクス的転回を

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