王室とミツバチ【消費者の目・花ちゃん】2022年10月10日
英国のエリザベス女王が9月8日に崩御しました。18日にはロンドンのウエストミンスター寺院で国葬が営まれ、世界各国の国家元首・首脳など約2000人が参列。国葬の様子は、世界各国で生中継され、全世界で41億人を超える人が視聴したそうです。
私も、女王の棺がバッキンガム宮殿からウエストミンスター寺院に向かう葬列の様子や、国葬の一部始終を、妻と一緒に見守りました。格調高い中にも心からの哀悼の気持ちがあふれていて、女王が、英国民のみならず世界中の人々から敬愛される存在だったことを改めて感じました。
女王は、動物好きとして知られ、生涯を通じて30頭を超えるコーギーを飼っていたそうです。乗馬もお好きだったようで、94歳の女王がウィンザー城の庭で乗馬を楽しむ姿が公開されています。
あまり知られていませんが、バッキンガム宮殿や王室の邸宅には養蜂箱が置いてあり、ミツバチが飼われています。王室養蜂家のチャップル氏は、女王が亡くなると巣箱に黒いリボンをかけ、祈りを捧げてから、ミツバチに女王の崩御を報告するとともに、今後は新国王であるチャールズ3世がミツバチたちの主人となることを告げたそうです。
古くから、ヨーロッパの各地には、ミツバチを家族の一員とみなす古代ケルトに端を発する文化があり、家庭内に赤ちゃんが生まれたり、家族の誰かが亡くなったりした時には、そのことをミツバチに報告する伝統が残っているそうです。もし報告を怠ると、ミツバチは蜜を集めなくなり、やがて巣箱から去ったり死に絶えたりすると言い伝えられています。
ヨーロッパの人々にとって、ミツバチがいかに身近な存在で、大切にしてきたかをうかがい知ることができるエピソードです。
(花ちゃん)
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