注目される育休対応【消費者の目・花ちゃん】2023年4月8日
育休をとった社員の同僚に最大10万円の一時金を支給する「育休職場応援手当」を大手損害保険会社が新設するというニュースが大きな反響を呼びました。私の友人たちもこのニュースが出るや、「うちの会社では考えられない。」だの「うらやましい」だの、グループ内のSNSでひとしきり盛り上がりました。それだけ育児休業は注目度が高いトピックスなのだと思います。
3月12日に配信された読売新聞オンラインの記事によると、「13人以下の職場で育休取得者が女性の場合、同僚に各10万円を支給する。取得者が男性の場合、育休期間が女性より短い実態を踏まえ各3万円とする。41人以上の職場で取得者が女性なら各1万円、男性なら各3000円とする」という内容だそう。
当の損害保険会社勤務の友人によると、「男性社員も結構育休を取っているし、もうそんな会社にしないと新卒者が取れないです。」とのことでした。
「Yahoo!ニュース」などに記事が掲載されるとすぐに賛同するコメントが数多く書き込まれたそうです。一方で、「非常に良い制度だが男女で金額に差がある点が残念だ」という意見が書き込みだけでなく、直接電話でも人事部に寄せられたそうです。育児休暇の取得実態に男女差があることを反映したものだったようですが、損保会社の担当部長がすぐにそれらの声に反応しました。
男女の違いではなく育休機関の取得予定期間が3カ月以上の場合とそれ以下の場合で差をつけるという修正案を上層部に提案し、1週間ほどでこの案が決済されたそうですからお見事ですね。ネットの意見に素早く反応し、決裁権を持つ人間がスピード感を持って判断していくということが大企業でもできるという良いお手本だと思いました。
(花ちゃん)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日