「ホタルの夕べ」に魅了【消費者の目・花ちゃん】2023年6月10日
先日、東京都にある足立区生物園で行われた「ホタルの夕べ」というイベントに行ってきました。約500匹のゲンジボタルが、遮光された昆虫ドームの中を光りながら乱舞する様子を見ることができるというものです。
ホタルはわずかな光も嫌うそうで、スマートフォンなど光を出すものは一切使用してはいけないとの説明を受けて、いざ真っ暗なドームの中へ。
最初に迎えてくれたのは、透明の容器に入った無数のホタルたちでした。透明の容器がまるで光り輝く宝石箱のようで、とても美しく見えました。
恥ずかしながらホタルを見るのは初めてで、その光が何なのかはじめピンとこなかったのですが、それぞれのタイミングで、ぼーっと青白く光っては消え光っては消えする様は、満天の星々をその小さな容器に凝縮した小さな銀河のようにも見えました。
目を凝らさないと見落としそうな蛍光塗料のマーカーを頼りにドームの中を先へ進むと、目に飛び込んできたのは、強弱をつけながら動き回る無数の光跡でした。強く光ったときには本が読めるのではないかと思うほど明るく感じられました。光が消えた刹那、美しい暗黒の空間が広がります。わずか30分間の体験でしたが、私はすっかり魅了されてしまいました。
ゲンジボタルの幼虫は、孵化すると水中に入り、カワニナという貝を食べて成長します。春が深まったころ渓流から這い上がり、羽化するまで土の中で過ごすそうです。水を汚したり、川岸を踏み荒したりすると幼虫や蛹の住む環境を悪化させます。成虫は光や騒音に敏感で、人工的な光や大きな音を出してしまうと、求愛行動・繁殖の妨げになってしまいます。ホタルを見る際には、細心の注意を払って見守りたいものです。
(花ちゃん)
重要な記事
最新の記事
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(2)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(3)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【米の食味ランキング】猛暑・残暑で西日本のランク落ち目立つ 徳島南部コシヒカリは初の「特A」2025年2月28日
-
【JA全国青年大会】JA青年の主張 最優秀賞に谷本弾さん(JAあきた北青年部)2025年2月28日
-
全農 政府備蓄米入札への応札方針決める2025年2月28日
-
(424)「米国農務省の長期見通し」雑感【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月28日
-
大谷翔平選手が「ファミリーマートおむすびアンバサダー」就任「ぼんご監修おむすび」新発売2025年2月28日
-
東北農林専門職大学、南東北クボタと「スマート農林業」で連携協定締結 山形県新庄市2025年2月28日
-
【役員人事】JA三井リース(4月1日付)2025年2月28日
-
「令和7年2月17日からの大雪」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年2月28日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」のJクレジットを媒介 農林中金2025年2月28日
-
農機の装備や販社連携、オンライン企画一体で農作業安全を推進 クボタ2025年2月28日
-
チラシやHP、SNSで農作業の安全を啓発 体験型研修も実施 ヤンマーアグリ2025年2月28日
-
安全装置を採用、機種別広報で農作業安全を啓発 三菱マヒンドラ農機2025年2月28日
-
農業女子プロジェクトや社外研修でも農作業安全を啓発 井関農機2025年2月28日
-
農業用窒素固定菌資材「エヌキャッチ」 キャンペーン ファイトクローム2025年2月28日
-
【役員人事】雪印メグミルク(4月1日付)2025年2月28日
-
飼料添加物メチオニン事業で伊藤忠商事と包括的販売提携 住友化学2025年2月28日
-
有機JAS認証取得 国産素材にこだわる有機ラーメン登場 コープ自然派2025年2月28日
-
鳥インフル 米ミシシッピ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年2月28日