笑いが戻って一安心【消費者の目・花ちゃん】2023年7月8日
東京上野にある寄席、鈴本演芸場に本格的に笑いが戻ってきました。私が最後に鈴本演芸場に行ったのはコロナ前だったので、足掛け4年以上遠ざかっていたことになります。寄席では落語のほか、漫才、奇術、曲芸、紙切り、ものまねなどを楽しむことができます。鈴本演芸場は昼の部、夜の部の入れ替え制。基本的には当日売りの自由席で、私はよく仕事後にふらっと立ち寄って途中入場して楽しんでいました。
客席やロビーでの飲食が可能で、事前に買ったお弁当、お菓子、飲み物を、落語を聞きながら食べることができました。これが劇場やホールで上演されるいわゆるホール落語との大きな違いで、コロナ禍前は、私も食べながら飲みながら落語を楽しんでいました。コロナ禍で制限されていたようですが、黙食を条件に客席とホールでの飲食も可能になっていました。
コロナ禍の影響を受け、鈴本演芸場は2021年1月に正社員10人を解雇、2月から約2か月間お休みしています。再開後も昼席のみの営業だったそうです。その最中、席亭の世代交代を行ったりYouTube配信にも挑戦したりしています。寄席再開後に500円の割引券として利用できる「芸人応援チケット」を1000円で販売し、芸人の居場所を守り、お客様をつなぎとめることができました。
このチケットの売り上げは、必要経費を差し引いたすべてを落語協会に渡したとのこと。この心意気に芸人さん達が奮起しないわけはありません。また、お客さんも笑いに飢えていましたので、先日の鈴本演芸場はこれまでに感じたことのない熱気に包まれていました。終演後、若い席亭さんに見送られながら、幸せな気持ちに包まれ帰宅しました。笑う門には福来る。
(花ちゃん)
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