自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
我が家の軽自動車は、来年5回目の車検を迎えます。ディーラーさんからは新車への買い替えを勧められています。10年ひと昔と言いますが、軽自動車といえども運転サポート機能が充実してきており、それに比例して車両価格も現状の車種よりかなり高くなっていました。私があったらいいなと思っている機能は、歩行者や自転車を検知して交差点での事故を防ぐ機能と高速道路で設定した速度で走行してくれる機能です。
ご存じの通り、トラクターや田植え機などの自動運転もすでに実用化されています。「スマート農業の実現に向けた研究会」が設定した農業機械の安全性確保の自動化レベルで見ると、レベル1が「使用者が搭乗した状態での自動化」、レベル2が「使用者の監視下での無人状態での自律走行」、レベル3が「無人状態での完全自律走行」です。トラクターではレベル2まで実現されています。
レベル1では使用者が農機に搭乗する必要がありますが、例えば田植え機が自動で直進走行してくれれば、初心者でもまっすぐに田植えすることができます。レベル2まで来ると、有人機と無人機2台のトラクターを一人で動かせるので同時作業が可能になります。レベル3はまだ研究段階ですが、実用化されれば完全に無人状態で作業ができるので、例えば夜間でも農作業が可能となるかもしれません。
自動運転機能付きのトラクターや田植え機などの価格は、従来のものよりも高額ですが、人手不足解消のソリューションとして期待しています。初めはコストが見合う大規模農家でなければ導入は難しいでしょうが、導入件数が増えコスト低下が進めば、やがて中規模農家・小規模農家への普及へとつながるのではないかと期待しています。
重要な記事
最新の記事
-
【令和6年度 鳥インフルエンザまとめ】2025年1月22日
-
【特殊報】チャ、植木類、果樹類にチュウゴクアミガサハゴロモ 農業被害を初めて確認 東京都2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(1)どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(2) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(3) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(4) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
禍禍(まがまが)しいMAGA【小松泰信・地方の眼力】2025年1月22日
-
鳥インフル 英イースト・サセックス州など4州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】消費者巻き込み前進を JAぎふ組合長 岩佐哲司氏2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】米も「三方よし」精神で JAグリーン近江組合長 大林 茂松氏2025年1月22日
-
京都府産食材にこだわった新メニュー、みのりカフェ京都ポルタ店がリニューアル JA全農京都2025年1月22日
-
ポンカンの出荷が最盛を迎える JA本渡五和2025年1月22日
-
【地域を診る】地域再生は資金循環策が筋 新たな発想での世代間、産業間の共同 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年1月22日
-
「全日本卓球選手権大会」開幕「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年1月22日
-
焼き芋ブームの火付け役・茨城県行方市で初の「焼き芋サミット」2025年1月22日
-
農のあるくらし日野のエリアマネジメント「令和6年度現地研修会」開催2025年1月22日
-
1月の「ショートケーキの日」岐阜県産いちご「華かがり」登場 カフェコムサ2025年1月22日
-
「知識を育て、未来を耕す」自社メディア『そだてる。』運用開始 唐沢農機サービス2025年1月22日
-
「埼玉県農商工連携フェア」2月5日に開催 埼玉県2025年1月22日
-
「エネルギー基本計画」案で政府へ意見 省エネと再エネで脱炭素加速を パルシステム連合会2025年1月22日