生物研「植物遺伝資源供給センター」3月に開所2015年1月23日
3月3日、事業30周年とあわせて講演会
(独)農業生物資源研究所(生物研)が行っている「農業生物資源ジーンバンク事業」は、このほど最新の種子保存システムと種子増殖温室を備えた「植物遺伝資源供給センター」を新設した。この開所にあわせて、農業生物資源ジーンバンク事業30周年記念講演会を開催する。
農業生物資源ジーンバンク事業は、昭和60年に開始された。これまで世界で5番目に多い約22万点の植物遺伝資源を保存するとともに、遺伝資源の収集、保存、特性評価、利活用のための提供を続けて今年30周年を迎える。
新しく建設された「植物遺伝資源供給センター」は、種苗産業における遺伝資源の利用を促進するための日本最大の遺伝資源保存施設であり、最新の種子保存システムと増殖温室を備えている。
この施設の公開と農業生物資源ジーンバンク事業30周年の記念講演会を開催する。
記念講演会では、事業の30年を振り返るとともに、遺伝資源を巡る国際的環境が変化する中で、ジーンバンクが今後果たすべき役割を展望し、「食料安全保障における遺伝資源の重要性」をテーマに行われる。
【開所式&記念講演の概要】
「植物遺伝資源供給センター」開所式&事業30周年記念講演会
○日時・会場:3月3日(火)
▽開所式
13:00?14:30
生物研植物遺伝資源供給センター(つくば市観音台2-1-2)
▽記念講演会
15:00?17:20
▽意見交換会
18:00?19:30
以上、農林水産技術会議筑波事務所つくば農林ホール(つくば市観音台2-1-9)
○講演会の内容
▽「世界の遺伝資源とジーンバンク(仮題)」渡邉和男・筑波大学大学院生命環境科学研究科教授
▽「ジーンバンク事業30年を振り返って(仮題)」中川原捷洋・生物研フェロー
▽パネルディスカッション「食料安全保障におけるジーンバンクへの期待と展望」
○参加費:無料(意見交換会は5000円)
○定員:250人
○申し込み・問い合わせは生物研ホームページで。締め切りは2月20日。
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