【新組合長に聞く】JA八千代市(千葉県)鈴木組合長「直売所を核に農家所得向上、経営安定化を」2023年6月16日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今年3月に選任されたJA八千代市(千葉県)の鈴木秀昭組合長に聞いた。
JA八千代市
鈴木秀昭組合長
鈴木組合長は課題について、「どこも同じだと思うが農家の高齢化に伴う担い手不足を感じています。当JAは正組合員が約1500人、准組合員が約2500人と一般の方も信用取引を多く利用されており、生産者が少しずつ減少する中、いかにバランスを取りながら農協全体の経営安定化を図っていくかが課題と考えています」と語る。
7期21年務めた藤代清文前組合長からバトンを受け継いでの就任。鈴木組合長は「2年前に拡大オープンした消費者と生産者を結ぶ農産物直売所を核に振興を図りたい」と強調する。「八千代市は消費者が多いが競合するスーパーも多い。ニンジンやネギ、果樹ではイチゴ、梨など新鮮さをPRして消費者の理解を得て農家の所得向上を図り、JAの経営の安定化にもつなげたいと考えています」と抱負を語った。
さらに各地でJAの合併が進む中、比較的小さなエリアで独自運営することについて、「小さいJAだからこそ組合員との距離が近く、職員が訪問してきめ細かい要望を聞くことができる。こうした活動を強みとしていきたい」と強調した。
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