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【新組合長に聞く】JAしずない(北海道)藤村組合長「高品質の和牛づくり指導など 産地守り生産者に恩返しを」2023年6月23日

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今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今年4月に選任されたJAしずない(北海道)の藤村英治組合長に聞いた。

JAしずない 藤村組合長.jpg    JAしずない
    藤村英治組合長

JAしずないは酪農・畜産が盛んな地域で、藤村組合長は課題について、「酪農も黒毛和牛も飼料の高騰や今月からの電気料金値上げなどあらゆる経費が上がっています。一方で、黒毛和牛の価格は最低ラインになるなど、生産者が大変厳しい状況に直面しています」と資材高騰の影響を挙げた。

こうした中で藤村組合長は「これまで組合員に助けられてきたので、恩返しをしたい」と強調。具体的にはミニトマト生産などで実施しているチームによる農家指導を和牛分野でも始め、高品質の和牛生産に向けて産地全体のレベルアップを図る肥育マニュアルづくりなど、酪農や畜産、園芸各部門で生産者をサポートしたいと述べた。

そのうえで藤村組合長は「JAも厳しいが役職員一体で産地を守っていきたい。若い生産者がきちんと農業を続けていく道筋をつけたいと思います」と抱負を語った。

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