【新組合長に聞く】JAあさか野(埼玉県)髙橋組合長「多岐にわたるニーズに対応 地域に開かれたJAを」2023年7月20日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。6月10日に選任されたJAあさか野(埼玉県)の髙橋均組合長に聞いた。
JAあさか野
髙橋均組合長
髙橋組合長は直面する課題について「人材育成」を挙げ、「都心に近い農協として農家からの相談が多岐にわたり、網羅的に応えられる人材をいかに育てていくかが当面の課題だと考えています」と話す。
同JAでは、こうした組合員の幅広いニーズに応えるため15年ほど前に総合相談センターを立ち上げ、先輩職員が若手職員を指導しながら共に組合員に寄り添う活動も取り入れている。髙橋組合長は「友好組合協定を締結しているJA世田谷目黒への職員研修なども行い、学べるところを取り入れていきたい」と語る。
農作物関係では、ニンジンやホウレンソウなどの葉物野菜、最近はトウモロコシ生産なども盛んで、髙橋組合長は「生産の高度化に向けて農家に新品種を薦めて直売所で試し次のステップへという取り組みも進めています。消費者に近い利点を生かして多品目を直売所を中心に展開する取り組みにも力を入れたいと考えています」と述べた。
さらに農業関係者にとどまらず、地域に開かれたJAを目指しており、今年6月にグランドオープンした和光支店の一角には住民が利用できるフリースペースが設けられた。「JA関係だけでなく、健康教室など自由に利用していただけます。組合員や地域の方にも『うちのJA』と言われるような身近な農協をめざしたいと考えています」と抱負を語った。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】野菜類にハスモンヨトウなどチョウ目害虫 多発のおそれ 福岡県2024年10月31日
-
【注意報】野菜類にチョウ目害虫 県下全域で多発のおそれ 長崎県2024年10月31日
-
【注意報】キュウリ、ピーマン、トマトにタバココナジラミ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2024年10月31日
-
鳥インフル 今シーズン国内4例目 島根で14年ぶり発生確認2024年10月31日
-
機能的かつ貧困の象徴だった野良着【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第314回2024年10月31日
-
11月の野菜生育状況 平年並みの価格に落ち着く野菜が増える見込み 農水省2024年10月31日
-
病気を防いで切り花の寿命をのばす【花づくりの現場から 宇田明】第46回2024年10月31日
-
11月施行のフリーランス法 農業分野ではここに注意 ①「知らない」がリスクに2024年10月31日
-
11月施行のフリーランス法 農業分野ではここに注意 ②デザイナーに直売所の販促パンフレット制作を頼んだら2024年10月31日
-
11月施行のフリーランス法 農業分野ではここに注意 ③契約後、決算対策で報酬額を減らしたら2024年10月31日
-
11月は「和ごはん月間」、和食を楽しむイベントなど開催 農水省2024年10月31日
-
地元発信で「地域創生」へ "足元の資源"有効に【全中教育部・オンラインJAアカデミー】2024年10月31日
-
百花総覧!まず学ぶ:海外からの招聘と各地での交流、政府との意見交換など【近藤康男・TPPから見える風景】2024年10月31日
-
「令和6年度中国地方発明表彰」島根県発明協会会長賞、発明奨励賞を受賞 三菱マヒンドラ農機2024年10月31日
-
「UCDAアワード2024」総合賞ブロンズなど2年連続ダブル受賞 日本生協連2024年10月31日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ファンタジスタフロアブル」 日本曹達2024年10月31日
-
【役員人事】井関農機(11月1日付)2024年10月31日
-
餅のような「もっちり感」Pasco「国産小麦と米粉のロール」リニューアル2024年10月31日
-
農業労働力確保と地域交流人口拡大へ 弘前市で地域・企業連携「援農プログラム」実施2024年10月31日
-
雪印メグミルク「6Pチーズ」「さけるチーズ」のラバーコースター ガシャポンに初登場2024年10月31日