【新組合長に聞く】JAしみず(静岡県)石切山組合長「全国有数の農地基盤整備で担い手確保 柑橘中心に展開」2023年8月7日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今回は6月15日に選任されたJAしみず(静岡県)の石切山誠組合長に聞いた。
JAしみず
石切山誠組合長
石切山組合長は、課題として農家所得の向上とともに農家の高齢化に伴う後継者対策を挙げた。担い手対策として同JAでは、25年程前から国の補助事業で全国有数の約400ha規模の急傾斜地の農地基盤整備を進めており、JA内に農地基盤整備部を組織して力を入れている。「農協の青壮年部が『しみず』の農業を担うのはわれわれだと言ってくれているます。彼らのようなやるきのある若い農家への農地集積を進めるとともに省力化やスマート農業への展開などにも取り組んでいきたい」と話す。
その作物の中心となるのが柑橘類で青島ミカンや地元の果樹試験場で開発された「はるみ」などの柑橘系。「柑橘類とお茶を中心に展開してきており、やはり柑橘類をメーンに施設園芸などにも力を入れたい」と意欲を示す。
昨年創立50年を迎えた同JAの歴代組合長の中で、石切山組合長は初の農協職員出身の組合長となった。石切山組合長は「持続可能な農業に向けて組合員との関係強化は欠かせませんが、職員出身としての経験を生かす意味で、職員との意思疎通もしっかり図りながら職員にも寄り添っていきたい」と抱負を語った。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日