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【新組合長に聞く】JAさが(佐賀県)楠組合長「経営体質強化へ全力 担い手確保しブランド強化も」2023年8月10日

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今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今回は6月27日に選任されたJAさが(佐賀県)の楠泰誠組合長に聞いた。

JAさが 代表理事組合長 楠泰誠氏.jpgJAさが 楠泰誠組合長

楠組合長は直面する課題として、早期警戒制度への対応を挙げる。「どこのJAも同じと思いますが、信用事業や共済事業の収益は低下し、これからも厳しくなることが予想される中、いかに黒字経営を維持して事業を継続していくかが重要な課題と受け止めています」と語る。

そのためにどんな経営改善策に取り組むか、部署ごとにしっかり考えたいと語る。「支所再編などを言う前にまずJAとしてやるべきことにしっかり取り組み、できるだけ生産者に迷惑をかけないよう全力を挙げます」と強調する。

また、中山間地を中心に担い手確保も大きな課題と指摘する。「中山間地域で耕作放棄地が増えているのに加え、平地でも担い手確保が厳しい田畑が発生している。高齢の農家がもう少し頑張ろうと思える施策を打ち出すとともに新規就農者を支援し、さらに農協自身が作業受託することも視野に入れたい」と話す。

こうした施策を進めるとともに地元産ブランドの強化への思いも述べた。「米の食味ランキングで13年連続特Aの『さがびより』や最高の肉質の『佐賀牛』、県産イチゴ『いちごさん』など地元で育ててきたブランドを大切にしたい。若手就農者を育てる施設も活用しながらさらに発信を強化して振興を図りたい」と抱負を語った。

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