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ワカメ・コンブ養殖の共販用ダンボール 支援を継続  農林中央金庫2013年2月20日

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 農林中央金庫は東日本大震災からの農林水産業の復興支援として、昨年に続き、三陸地区のワカメ・コンブ養殖漁業者に共同出荷用ダンボールケースを贈呈した。

贈呈式にて。(左から)小野寺清繁・宮城県漁協わかめ・こんぶ部会長、黒田部長 ダンボールケースの助成支援は、同金庫が24年4月に立ち上げた「復興支援プログラム」を活用したもの。24年は岩手県下で15万ケース(3000万円相当)分、宮城県下で17万ケース(3400万円相当)分を助成したが、「復興が本格化するのは25年産の共販から」という考えから、25年も同様の支援を継続することに決めた。
 ワカメ・コンブ養殖業は震災による漁業被害のなかでももっとも被害が甚大だった業種の1つだが、比較的短期間で生育・水揚げが可能で現金収入にもつながるとして、現場から支援を要望する声が多く挙がっていた。
 贈呈式は2月19日、宮城県漁協のわかめ流通センターでの「平成25年漁期 わかめ・こんぶ初売りセール」にあわせて行われた。式に出席した農林中央金庫の黒田夏樹農林水産環境事業部長は、「昨年の震災後初入札から1年。今年もまた初入札を迎えられて嬉しい。この初入札を機に、浜に一層活気が戻ってほしい」と期待した。
 25年産ワカメ・コンブの水揚げは、漁港や魚市場の復旧が進んだことなどから、前年以上になる見通しだという。

(写真)
贈呈式にて。(左から)小野寺清繁・宮城県漁協わかめ・こんぶ部会長、黒田部長


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