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岩手県漁協にダンボールケース贈呈 農林中金2013年3月18日

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 農林中央金庫は3月14日、岩手県大船渡市の岩手県漁連南部支所での「平成25年産第1回岩手県養殖わかめ入札会」にあわせて、養殖ワカメ・コンブの共販用ダンボールケースを寄贈した。

贈呈式でダンボールを受け取る高城組合長(右)と黒田部長 ダンボールケースへの費用助成は金庫の「復興支援プログラム」を活用したもので、昨年度に引き続き実施される取り組みだ。
 農林中金では「復興が本格化するのは25年産から」との考え方から、今年度も昨年度と同程度の助成を行うことに決めた。2月に宮城県漁協に贈呈したのに続き、今回、岩手でも贈呈式を行った。
 贈呈式に出席した農林中央金庫の黒田夏樹農林水産環境事業部長は、「先月末からイサダ漁が始まり、浜は大いに活気づいている。今日のワカメの初入札を契機に、四季の移ろいにあわせて、ウニ、サンマ、アワビ、秋サケなどと続く形で、浜に一層の活気が戻ってほしい」と期待した。
 寄贈を受けた岩手県漁連の大井誠治会長は、「養殖イカダの台数は震災前の7割程度まで回復した。昨年は震災後初の取引ということで高値がついたが、その反動で今年は厳しいと思う。生産者だけでなく買受人、流通、消費者の力を借りて三陸ワカメを盛り上げていきたい」と現状を報告。また生産者代表として綾里地区若布養殖組合の高城栄喜組合長は、「まだ復旧は完全ではないが、日々努力している。三陸ワカメの最盛期に向けて安心安全なワカメを届けたい」と感謝を述べた。

(写真)
贈呈式でダンボールを受け取る高城組合長(右)と黒田部長


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