6次化ファンド、出資先を決定2013年3月26日
(株)農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE-J)は3月25日、初の出資先として18事業体への出資を決めた。
A-FIVE-Jは、農林漁業者が中心となりパートナー企業・団体などとともに6次産業化に取り組む事業体を支援するための機構だ。
24年度内は、本予算200億円と補正予算100億円の計300億円をもとに、20程度の事業体に出資し、その事業体がサブファンドを設立する際の支援を行うとしていた。
今回、出資を決めたのは18事業体で計220億円。
18事業体のうち、13事業体は地方銀行が中心となったもの。
JAグループが設立した農林水産業協同組合ファンド(農林水産業投資事業有限責任組合)も出資先の一つとして選ばれた。この事業体は、農林中央金庫が28億9995万円、JA共済連が21億円を出資し、農林水産業協同投資(株)が運営する事業体だ。A-FIVE-Jからの出資金50億円とあわせて総額100億円のファンドとなり、全18事業体のなかでも最大規模だ。総額100億円のファンドとして、4月から運営を開始する。
A-FIVE-Jでは、「今後も幅広い地域、テーマでのサブファンドを募集する」としている。次回の募集は4月に行う予定。
◇
出資が決まった18事業体は次の通り。
・公庫と6次化ファンドが業務提携(2013.03.22)
・農林漁業成長産業化支援機構が発足(2013.02.01)
・農林漁業成長産業化支援機構CEOに大多和巖氏が内定(2012.11.22)
・「JA・6次化ファンド」を25年3月末に立ち上げ JAグループが基本方針決める(2012.12.13)
・「JA・6次化ファンド」を創設 JAグループ(2012.10.09)
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