JA貯金95兆円を目標 JAバンク中期戦略2013年4月8日
JAバンクは3月、25年度から3年間の「中期戦略」と「人材開発計画」を策定した。「JA貯金100兆円」の早期達成をめざすとして、次期3か年では95兆円達成を目標に掲げた。
◆規模拡大のニーズに対応
JAバンクのめざす姿は▽「農業メインバンク機能」の一層の強化による農業への貢献▽地域や家計、くらしを支える生活金融サービスの提供による「選ばれ信頼されるJAバンク」の実現、としている。
新たな中期戦略では、こうした事業の展開によりJA貯金100兆円を早期に達成することを明示し、そのステップとして「JA貯金95兆円」、「JAバンクローン10兆円」を目標に掲げた。
農業メインバンク機能の強化では、信連や統合支店といった県域の「農業金融センター機能」を拡充しJAバンク一体となって農業者への農業金融情報や農業融資商品などのサービスの提供をはじめ▽JAバンク農業金融プランナーの資格保有者の増員による専門性の高いサービス提供▽アグリシードファンドによる農業法人への資本提供に加え「担い手経営体応援ファンド」(仮称)の新設による規模拡大ニーズへの対応▽他全国連と連携したサブファンドの立ち上げによる6次産業化促進、などを進める。
◆次世代への確実な資産継承
生活金融サービスでは、地域に密着した「フェイス・トゥ・フェイス」のきめ細かいサービスでライフイベントに応じた提案を行っていく。具体的には住宅ローンをはじめとした各種のJAバンクローンの提供や、イベントや地域のコミュニティ活動を通じた年金受給者のくらしへの貢献と、相続相談による次世代への確実な資産承継を支援に力を入れる。
また提携ATM網の拡大と手数料無料化の拡大検討や、インターネットバンキング機能の充実による「便利さ」の追求にも取り組む方針だ。
人材育成では、率先して組織の変革に取り組み人材や、顧客から選ばれ人材の安定的・持続的な育成を図る。また、常に顧客の立場に立つという職員の意識改革も進める。
(関連記事)
・「農業メインバンク」機能を一層強化 JAバンク(2013.02.18)
・「農業メインバンク」として農業発展と地域貢献を誓う 第12回JAバンク全国大会(2013.02.15)
・消費者の共感と感動を得よう JAバンク栃木が6次産業化でセミナー(2013.01.21)
・職員自らが考え行動するプログラムの実践を、JAバンクCS改善プログラム 農林中央金庫(2012.10.24)
重要な記事
最新の記事
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(2)今後を見据えた農協の取り組み 営農黒字化シフトへ2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(3)水田に土砂、生活困惑2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(4)自給運動は農協運動2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(1)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(2)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(3)2025年1月23日
-
元気な地域をみんなの力で 第70回JA全国女性大会2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(1)新しい仲間との出会い 次世代へつなげるバトン 青森県 JA八戸女性部 坂本順子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(2)この地域を、次世代に繋ぐ、私たち 山梨県 JA南アルプス市女性部 保坂美紀子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(3)私たちの力で地域をささえ愛 愛知県 JA愛知東女性部 小山彩さん2025年1月23日
-
旧正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第325回2025年1月23日
-
地元産米を毎月お届け 「お米サポート」スタート JAいずみの2025年1月23日
-
定着するか賃金引上げ 2025春闘スタート 鍵は価格転嫁2025年1月23日
-
鳥インフル 米アイオワ州など5州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
鳥インフル 英シュロップシャー州、クルイド州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
スーパー売り上げ、過去最高 野菜・米の価格影響 「米不足再来」への懸念も2025年1月23日
-
福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
-
主要病虫害に強い緑茶用新品種「かなえまる」標準作業手順書を公開 農研機構2025年1月23日
-
次世代シーケンサー用いた外来DNA検出法解析ツール「GenEditScan」公開 農研機構2025年1月23日
-
りんご栽培と農業の未来を考える「2025いいづなリンゴフォーラム」開催 長野県飯綱町2025年1月23日