アグリシードファンド 2年で5億6000万円2013年5月24日
JAバンクは農業経営体への資本供与など農業担い手支援に力を入れているが、このほど24年度末までの主要支援事業の実績を公表した。
JAバンクグループは農業法人などの自己資本の拡充・財務基盤安定化を支援するとともに、農地取得による規模拡大、6次産業化事業体の設立といったニーズに対応するファンドを創設している。 このうち平成22年4月に取り扱いを開始した「アグリシードファンド」は24年度末までの累計で63件、5億6000万円の実績となっている。資本不足ながらも優れた技術力のある法人などを対象に出資上限額原則1000万円、出資比率50%の条件で資本供与を行っている。 また、農業振興、環境貢献、社会貢献に積極的に取り組む経営体を支援することを目的に、JAバンクアグリサポート事業(CSR事業)の一環として、資本提供する「アグリエコファンド」(平成21年10月取り扱い開始)の24年度末実績は、33件、11億円となっている。
農林水産業者向けのローンでは、農業法人の短期運転資金ニーズに対応する「アグリ
シードローン」(平成21年12月取り扱い開始)は26件、2億3000万円の実績。農業法人の新規開拓を目的とした「農林水産環境ビジネスローン」(平成21年10月取り扱い開始)は131件、360億円となっている。
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