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過去最高、純利益32億円 共栄火災海上保険2013年5月29日

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 共栄火災海上保険は5月20日、平成25年3月期決算を発表した。株式相場の回復などで資産運用益が増え、当期純利益は同社の株式会社化以降最高となる32億円となった。

 保険会社の売上規模を示す元受正味保険料は前年に比べて27億円(1.6%)増え、1714億円だった。正味収入保険料は、震災の影響による再保険取引の契約方式の一部変更や、火災保険の再保険料率高騰によって支払再保険料が増えたことなどの影響で、同1億円(0.1%)減の1590億円だった。
 正味支払保険金は、自動車保険の損害率改善などの影響で、同93億円減の1072億円。正味損害率は同5.8ポイント改善して67.4%に減少した。これにより、損害保険会社の収益力を示す指標となるコンバインド・レシオ(正味損害率と正味事業費率の合計)も5.3ポイント改善して103.6%となった。
 損益面では、保険引受損失が前年より10億円改善し損失13億円となったが、資産運用益が前年比17億円増の54億円となり、経常損益は36億円、当期純利益は32億円となった。
 純資産は同218億円増の708億円。損害保険会社の経営の安全性を示すソルベンシー・マージン比率は同98.2ポイント増え669.1%に上昇。安定基準値である200%以上を大きく上回っている。


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