農協愛友会が総会 6次化ファンドで講演も2013年5月30日
JAのOB組織である農協愛友会は5月29日、都内で第55回通常総会を開き、24年度事業実績と決算、25年度事業計画を決めた。併せて(株)農林漁業成長産業化支援機構の大多和巖取締役社長が「6次化ファンドの目指すもの」で記念講演した。
◆講演会、現地見学など決める
同愛友会の会員は現在、社・団体が82、個人が153人。同愛友会の前田千尋会長は、「農家組合員の幸せを願う組織として、協同組合懇話会と連携した活動を強めたい」と、会員へ支援、協力を呼び掛けた。
同会の24年度は、4月の講演会、6月の包装容器メーカーの工場見学、11月には国際協同組合年の一環としてのワーカーズコープ主催の全国集会に参加、ほかにゴルフ大会などの活動を行い、親睦を深めた。25年度も同様に講演会、ゴルフ大会などのほか、JA全農の営農・技術センター(神奈川県平塚市)や小水力発電の現地見学を計画している。
なお、世話人の一部改選で、副会長の関水賢司氏が退任し秋田俊毅氏(全国農協食品株式会社社長)を副会長に選任した。
(写真)
農協愛友会の総会と「6次化ファンド」の講演
◆JAも出資し6次産業化支援を
大和田氏は、農林漁業成長産業化ファンド(6次化ファンド)の特徴を、第1次産業主導の6次化にあると指摘。「農林漁業者が他産業と対等の立場で事業展開する6次産業化事業体(合弁会社)を全国に集中的に創出。このため必要な成長資本を供給する官民ファンド」と説明する。また地方銀行や食品会社などの出資によるサブファンドがあり、共に出資案件に関わり、計画や審査などにこうした銀行、企業のノウハウを生かす。その際、6次化パートナー企業の出資分が農林漁業者の出資分を上回らないようになっており、「農林漁業者の主体性が確保されている」という。
JAは直接出資も可能であり、一次加工施設の現物出資、また生産や加工部門を分社化による参加ができる。大多和社長は「積極的に活用してもらいたい」と、JAの参画を呼びかけた。
(写真)
講演でJAの参加を呼びかける農林漁業成長産業化支援機構の大和田社長
(関連記事)
・原田康氏が代表委員に 協同組合懇話会(2013.04.02)
・よりよい社会づくりに貢献したい 農協愛友会(2013.01.10)
・経済事業の課題を議論 協同組合懇話会 (北出俊昭・明治大学元教授)(2012.12.19)
・「どうすれば農業はもうかる産業になるか?」 農協愛友会が総会・講演会(2012.04.25)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日