農林中金、JAバンク千葉信連と統合2013年7月17日
農林中央金庫と千葉県信用農業協同組合連合会(JAバンク千葉信連)は7月16日、一時事業譲渡方式による統合を行った。信連と農林中金との統合は全国では12県域目。
両者の統合は平成21年11月の第34回JA千葉県大会で決議されていた。農林中金はJAバンク千葉信連の事業のうち、貸出金225億円、貯金1兆4043億円の継承する。また、この事業譲渡に先立ち、JAバンク千葉信連の持っていた個人貯金などについては5月18日付で県内21JAに事業譲渡した。
JAバンク千葉信連は今後1年半は、為替決済業務や公庫受託業務などの県内JAの取りまとめ業務に特化して運営し、27年1月をめどに農林中金と最終統合する予定。
JAバンク千葉信連の野宮紀昭経営管理委員会会長は、「これまで信連が培ってきた県域機能をJAと農林中金が継承し、JAは農林中金直接利用による収益メリットを受ける。我々にはこれまで以上に高度で良質な金融サービスを組合員、利用者に提供し、“魅力にあふれ愛され続けるJAバンクであることが求められる」として、1年半後の最終統合に向けて取り組みをすすめるとした。
河野良雄理事長は、千葉県が全国トップクラスの農業生産額があり、JA事業基盤のポテンシャルが非常に高いと評し、「貯金残高はまだまだ伸びていく力がある。グループ一丸となって、千葉県県域の皆さまのともに汗を流し、県内のJA系統や組合員、千葉県の農業と経済のさらなる発展に向けて取り組んでいきたい」と、統合による事業発展に期待を寄せた。
JAバンク千葉信連は今後1年半は、為替決済業務や公庫受託業務などの県内JAの取りまとめ業務に特化して運営し、27年1月をめどに農林中金と最終統合する予定。
(写真)
統合記念式典で握手する(左から)河野理事長、野宮会長、林茂壽JA千葉中央会会長
(関連記事)
・JAバンク渉外担当者が交流 元気ネット2013 (13.07.16)
・JA千葉信連、農林中金が7月に統合(2013.04.09)
・食と地域のくらしに貢献 農林中金中期計画(2013.04.08)
・JA貯金95兆円を目標 JAバンク中期戦略(2013.04.08)
・40年ぶりの新規支店 農林中金千葉支店がオープン(2013.02.13)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日