北陸で商品企画力高めるセミナー 農林中金2014年1月23日
北陸3県のJAバンクと、JFマリンバンク、農林中央金庫の5団体が主催した「商品企画力ステップアップセミナー」が1月22日、しいのき迎賓館(石川県金沢市)で開催され、地元のJA、JF、農業法人、加工・流通業者など計37団体が参加した。
このセミナーは、農林水産業の収益力強化に向けた農林水・商工連携や6次産業化を実践するため、「売れる商品づくり」を基礎から学ぼうと企画された。
北陸地域のJA・JFグループは、平成22年度から毎年北陸商談会を開いている。そのなかでバイヤー企業から「販売価格を意識し、かつ消費者へ訴求力の高いものが求められる」といった意見があったことをうけて、「加工品などの開発経験がない、またはそうした経験は浅いが将来的に6次産業に取り組みたいという意欲ある生産者の役に立ちたい」(松尾秀利農林中央金庫富山支店長)との思いから開催した。
セミナーでは、石川県6次産業化プランナーであり食農連携コーディネーターとしても活躍している松蔵高子氏、はまだフードアシスタンツの濱田利幸代表が講演。そのほか、既存の加工品を題材にしたグループディスカッションや商品開発のロールプレイング、参加者同士による異業者交流会が行われた。交流会では、地元の加工業者・小売業者、食品関連企業も参加し、活発な意見交換が行われた。
主催団体の一つである農林中央金庫では、今後もこのような非金融支援なども通じて、JA、JF、農業法人などのビジネスチャンス拡大を支援し、農林漁業者・農山漁村の6次産業化や商工連携の取り組みを促進していく考えだ。
(写真)
グループディスカッションでは活発な意見が出た。左は講演する松蔵高子氏。
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