アグリシードファンド 出資件数100件超える2014年4月17日
JAバンクが平成22年から取り扱いを開始した「アグリシードファンド」は、26年3月末で出資案件が100を超え、出資残高が8億3600万円となった。農林中央金庫が4月16日に公表した。
アグリシードファンドは、資本が少ないながらも優れた技術力をもつ農業法人を対象にしたファンドで、出資先の法人は地域・業種とも多岐にわたる。
22年の取り扱い開始初年度の出資件数は17件だったが、23年17件、24年30件、25年36件と年々出資件数は増えていった。
100件を地域別にみると、北海道・東北が29件でもっとも多く、九州・沖縄24件、東海・近畿15件と続く。業種別では野菜が38件と最多で、次いで畜産と稲作が17件となっている(表参照)。
出資を受けた法人では、ファンドを活用して規模拡大や観光農園、直売所などの設置を実現したり、高い生産技術が認められ農業コンクールで農林水産大臣賞を受賞するなど、地域の中心となって活躍している農業者も多い。
JAバンクでは今後も「総合的な金融サービスの提供を通じて、農業の発展に向けた支援を続けていく」としている。
(関連記事)
・農経連携のパイプ役に 農林中金がセミナー(2014.04.16)
・「常に新たな挑戦を」 農林中金165人が入庫(2014.04.02)
・小金井研修所を小平市に寄附 農林中央金庫(2014.03.28)
・モスファーム熊本へ投資 農林中央金庫(2013.10.17)
・アグリシードファンド 2年で5億6000万円(2013.05.24)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日