荒波乗り越えて使命を JA共済連安田前会長2014年7月25日
7月24日の通常総代後に退任したJA共済連の安田舜一郎前会長は総代会後の会見でJAグループに対して「荒波を乗り越えて使命を果たしてほしい」と期待するとともに今後も違う立場で少しでも貢献できれば、などと語った。
在任中に強く印象に残っていることとして東日本大震災への対応を挙げた。9700億円の共済金を支払うと同時にしっかりした財務体質を堅持して引き続き健全経営を継続できたことや、全国が一体となって早期に被災地の査定に取り組んだことなどに「絆の強さを感じた」と振り返った。
一方、共済事業としても農家所得の安定、向上と課題も出てきた時期であり、動きはじめた新たな商品の提供や、東京日動海上との業務提携など共済事業の今後に期待を寄せた。
退任の判断については「自分で決断するという哲学は貫けたが自問自答も続いた」と振り返ったが「今は肩が軽くなった」と笑顔で率直な思いも。
「JA、会員のみなさんのご支援で重責を全うすることができた」と感謝し「ただ、JAグループも正念場。荒波をしっかり乗り越えて日本農業の再建の使命を果たしてほしい。少しでも支えられるものは違う立場で支えていきたい」などと話した。
(写真)
JA共済連安田前会長
(関連記事)
・優績LA1081名を表彰 20年の節目 JA共済連(2014.07.22)
・【インタビュー】日本農業とJA共済の役割 安田舜一郎・JA共済連経営管理委員会会長(2014.05.16)
・4年連続全国目標達成めざす JA共済連(2014.04.17)
・「失敗恐れず挑戦を」 148人がJA共済連入会(2014.04.03)
・安田 舜一郎 氏(全国共済農業協同組合連合会 経営管理委員会会長)(2014.01.01)
重要な記事
最新の記事
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日
-
厚木・世田谷・北海道オホーツクの3キャンパスで収穫祭を開催 東京農大2024年11月22日
-
大気中の窒素を植物に有効利用 バイオスティミュラント「エヌキャッチ」新発売 ファイトクローム2024年11月22日
-
融雪剤・沿岸地域の潮風に高い洗浄効果「MUFB温水洗浄機」網走バスに導入 丸山製作所2024年11月22日
-
農薬散布を効率化 最新ドローンなど無料実演セミナー 九州3会場で開催 セキド2024年11月22日
-
能登半島地震緊急支援募金で中間報告 生産者や支援者が現状を紹介 パルシステム連合会2024年11月22日