JA6次化ファンド 千葉の食品加工会社へ出資2014年8月18日
(株)農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)は8月8日、サブファンドによる6次産業化事業体への出資を新たに5件決めた。このうち1件は、JA6次化ファンドによるもの。これにより、JA6次化ファンドの出資案件は7件になった。
今回、新たに出資が決まったのは次の5件(▽事業体の名称(所在地、サブファンドの主な出資主体))。
▽(株)アグリゲート東北(山形県西村山郡・七十七銀行)
▽(株)ジャパンアグリイノベーション(茨城県古河市・三井住友銀行、常陽銀行)
▽東京デリカテッセン(株)(千葉県旭市・千葉銀行、千葉信用金庫など)
▽(株)ピュアディッシュ(千葉市・JAグループ)
▽(株)食縁(和歌山県新宮市・紀陽銀行)
ピュアディッシュは、外食産業と共同でオーダーメイドのメニューを開発し、主に外食店へ販売している。同社の開発したメニューは、安全で新鮮な国産農畜産物を原料に使い、無添加にこだわっている。また、専用の包装フィルムで真空状態にしてから100℃以下の低温で加熱調理する真空低温調理法を利用しており、塩分・糖分を少なくしてもしっかりした味付けができるのが特長だ。JA6次化ファンドに出資している農林中央金庫は、同社への投資について「素材そのもののおいしさを活かした商品を外食店を通じて消費者に届け、生産者の所得向上に貢献する」としている。
投資後の同社の出資構成は、JA6次ファンドが6000万円、JA全農が6000万円となる。
(写真)
ピュアディッシュの開発した業務用シチュー
(関連記事)
・A-FIVE、日本通運が業務提携(2014.08.05)
・JA6次化ファンド 金沢の炊飯事業に出資(2014.07.04)
・新潟のワイン村構想へ出資 A-FIVE(2014.06.24)
・6次化ファンド 大多和社長を再任(2014.06.24)
・新たに4件の事業体に出資 6次化ファンド(2014.06.03)
重要な記事
最新の記事
-
NTTグループの開発した農業用国産ドローンの取り扱い開始 井関農機2024年12月23日
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日