初の全国サポーター交流会 農林中金2015年2月5日
農林中央金庫はJAバンクCS改善プログラム導入のためのサポーターとして業務に取り組むJA職員の相互交流を目的に初の全国交流会を1月27日に開いた。
CS改善プログラムとは、JAの現場で「顧客目線から職員が自ら考え自ら動くこと」で仕事の仕方、意識を変えるための取り組み。活動は職員による▽改善ミーティング、▽コーチング、▽窓口振り返りミーティング、▽窓口渉外連絡ノートの4つが重点。これを仕事のなかに定着させていくことを目標にしている。 26年12月現在、CS改善プログラムは33県48JAで導入されている。
あいさつで中島隆男常務理事は「CS改善プログラムは地域から選ばれなくてはならないJAになるための重要な戦略。JAのファンを1人でも多くつくっていく取り組みでサポーターはその原動力」と参加者に期待した。
交流会では3JAから事例発表があった。
JAいずみの(大阪府)CSサポーターの黒川佳代子さんは、笑顔で接客などを掲げたこの活動によって「職場の風土が変わりつつある」としたうえで、活動継続のためのリーダー会議やSC活動発表会、本店・営農部への導入などさらなるCS向上に向けた取り組みを話した。
JA小松市(石川県)からは金融課の土山嘉貴さんが報告した。振り返りミーティングなど核となる活動を実施している店舗では情報の共有ができており業務が円滑に遂行されているという。今後の課題としては一部にある「やらされ感」の払しょくやCS成果の実感のための方策などをあげ、他店舗の優良な事例を共有するなど、CS活動の原則、基本を大事に定着を図っていきたいと話した。
JAさがみ(神奈川県)の人事教育課の細川文史さんは組織経済事業へのCS改善活動導入について話した。
金融店舗に導入した経験をもとに、組織経済事業にとってもCS改善活動が重要なことを研修会などで強く訴えることが大事で、各事業所の管理者も見守るのではなく「積極的に関わる」ことが必要だといい「何よりも現状を変えようという熱意」を強調した。また、CSサポーターは組織経済事業と金融・共済店舗との「架け橋」として役割を果たすことにもなるなどと話した。
(関連記事)
・部門連携で農業金融支援 農林中金(2015.02.05)
・経常利益4096億円 農林中金第3四半期決算(2015.02.05)
・振り込め詐欺防止でJAバンクに警察庁が感謝状(2015.02.04)
・「ぐんまのスギ」製ベンチ 富岡製糸場に寄贈(2015.02.03)
・農協法に農業所得増大を盛り込み 法改正案(2015.01.30)
重要な記事
最新の記事
-
多収米の契約栽培で供給増へ 主食用米全体の安定供給にも寄与 JA全農2025年3月6日
-
貯金保険機構の保険料引き下げへ 有識者検討会に案を提示2025年3月6日
-
春の大玉スイカ出荷本格化 JA鹿本2025年3月6日
-
日本海側中心の大雪被害に早期の支払い JA共済連2025年3月6日
-
ニデック京都タワーに「北山杉」の木製品を寄贈 京都府森林組合連合会と農林中金大阪支店2025年3月6日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月6日
-
次世代の環境配慮型施設園芸の確立へ Carbon Xtract、九州電力、双日九州と実証事業開始 農研機構2025年3月6日
-
バイオスティミュラント新製品「ヒートインパクト」発売決定 ファイトクローム2025年3月6日
-
鳥インフル 米ワイオミング州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月6日
-
食用油の紙パックのリサイクルシステム構築 資源ごみとして静岡県裾野市で行政回収開始2025年3月6日
-
食品産業の複合展「FOOD展2025」10月開催 出展申込受付中2025年3月6日
-
果樹の新しい有機リン系殺虫剤「ダイアジノンMC」普及性試験を開始 日本化薬2025年3月6日
-
「オーガニック天平マルシェ」奈良・天平広場で開催 コープ自然派奈良2025年3月6日
-
野菜の機能性・健康効果に特化『野菜健康指導士』資格事業開始2025年3月6日
-
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」新機能リリース シンクロ・フード2025年3月6日
-
農薬がどの程度残りうるか 地理的・気候的条件から予測 岐阜大学2025年3月6日
-
農業に特化した就転職オンラインイベント「就農会議」参加者募集 あぐりーん2025年3月6日
-
乳酸菌発酵の力で肉を変える「乳酸菌発酵液」食肉事業者へ販売開始 明治2025年3月6日
-
日本生協連「くらしと生協」春アイテム「sweetweb.jp」で華やかに登場2025年3月6日
-
体験型野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」7日から営業2025年3月6日