森林施業プランナーの認定1000人超える 森林施業プランナー協会2015年4月3日
全国森林組合連合会などを構成メンバーとする森林施業プランナー協会は、26年度の森林施業プランナー458名を認定した。この認定制度がスタートした24年度からの累計1025人(全国計)が森林施業プランナーとして認定されたことになる。
森林は木材生産だけではなく、土砂災害防止、二酸化炭素の吸収など多面的な機能をもっている。この森林の機能を最大限に発揮するためには、持続可能な森林経営を行い、健全な森林を育てていく必要がある。
また、日本の森林所有構造をみると、所有面積が5ha未満の林家が全体の8割近くを占めている。効率的に森林管理をするためには、高性能林業機械の活用などによる生産性向上と効率的な路網整備が不可欠だが、林内に路網を整備するためには、小規模林地をとりまとめる必要がある。そのためには、複数の森林所有者へ路網整備を含めた施業「提案」を行い、林地を「集約化」することが必要だ。これが、「提案型集約化施業」であり、その実行の中心となるのが「森林施業プランナー」だ。
今回、北海道から沖縄まで45道府県458人が認定されてことで、すべての都道府県に森林施業プランナーが誕生することとなった。
なお、全国の地域別森林施業プランナーの検索など詳細は、ホームページ「森林施業プランナー認定制度ポータルサイト」に公開されている。
(関連記事)
・全国で認定森林施業プランナー情報交換会 (2014.07.15)
・「農協の制度改革に強い懸念」JJCが声明 (2014.06.02)
・災害被害支援などに3445万円 コープみらい (2014.05.26)
・農中森力(もりぢから)基金を設立 (2014.05.13)
・認定森林林業プランナー174人を認定 (2014.04.01)
重要な記事
最新の記事
-
「備蓄米放出」とは? 政府備蓄米放出に関する記事まとめ2025年2月13日
-
ミニマム・アクセス米 輸入数量見直し交渉 「あきらめずに努力」江藤農相2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(1)2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(2)2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(3)2025年2月12日
-
求められるコメ管理制度【小松泰信・地方の眼力】2025年2月12日
-
コメの輸出は生産者の理念頼みになってしまうのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年2月12日
-
タイ向け日本産ゆず、きんかんの輸出が解禁 農水省2025年2月12日
-
地元高校生が育てた「とちぎ和牛」を焼き肉レストランで自らPR JA全農とちぎ2025年2月12日
-
変化を目指して交流を促進 JA相模原市とJA佐久浅間が友好JA協定の締結式2025年2月12日
-
カフェコラボ 栃木県産いちご「とちあいか」スイーツを期間限定で JA全農とちぎ2025年2月12日
-
価格転嫁 慎重に検討を 米 生産と流通実態調査必要 日本生協連2025年2月12日
-
2024年度日本酒輸出実績 米・韓・仏など過去最高額 日本酒造組合中央会2025年2月12日
-
「第1回みどり戦略学生チャレンジ」農林水産大臣賞は宮城県農業高校と沖縄高専が受賞2025年2月12日
-
植物の気孔をリアルタイム観察「Stomata Scope」検出モデルを12種類に拡大 Happy Quality2025年2月12日
-
「さつまいも博」とローソンが監修 さつまいもスイーツ2品を発売2025年2月12日
-
「CDP気候変動」初めて最高評価の「Aリスト企業」に選定 カゴメ2025年2月12日
-
旧ユニフォームを水素エネルギーに変換「ケミカルリサイクル」開始 ヤンマー2025年2月12日
-
世界最大級のテクノロジー見本市「CES」にて最新テクノロジーを展示 クボタ2025年2月12日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ファンタジスタ顆粒水和剤」 日本曹達2025年2月12日