リスク管理債権990億円減少-系統金融機関2015年9月10日
農林水産省は9月4日に農協系統金融機関の26事業年度末のリスク管理債権の状況を公表した。
リスク管理債権とは貸出金のうち元本または利息の支払いに遅滞が継続しているなどの債権で「農業協同組合法」や「農林中央金庫法」で開示することが義務づけられている。
26事業年度末のリスク管理債権は8040億円。対前事業年度末比990億円減少した。系統金融機関の貸出金総額は49兆2660億円でリスク管理債権比率は前年度比0.3ポイント減の1.6%となった。全国銀行は1.7%、信金・信組は5.7%となっている。 リスク債権の内訳は農林中央金庫=1490億円、信連(33)=890億円、JA(692)=5650億円。
また、貸出金および貸出金に準じる債権のうち経営破綻に陥っている債務者に対する債権など金融再生法開示債権は、8090億円で同990億円減少した。比率は0.3ポイント減の1.6%となった。
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