最優秀賞に須賀宏明氏 「第40回全国フロントマン選抜技術競技会」2015年11月17日
JA共済自動車指定工場協力会(JARIC)は11月13日、14日に「第40回全国フロントマン選抜技術競技会」をJA共済幕張研修センター(千葉県千葉市)で開いた。
車を「安心して任せられ」「優良かつ迅速な修理」を行う事を目的として、競技会を昭和49年から毎年開催している。
当日は各都道府県本部主催の選抜競技会で優秀な成績を修めたフロントマンら25人が参加し、「フロント損傷」「リヤ損傷」した事故車両2台を持ち時間1台約2時間の中で正確に見積もれるか競技した。 JARICの本島直幸会長は開会の挨拶で、自動車の技術進歩の流れに乗り遅れない情報取集の大切さを訴えた上で、「JARICは最新の情報を収集し、毎年研修会で技術向上に向けた情報提供を行っている」とし、集まったフロントマンらに情報交換をするよう促した。
また審査員代表としてJA共済連全国本部自動車部長の田口芳克氏が「自動車共済の契約は全国で836万件、自賠責共済においては保有契約が352万台。また平成26年度の事故による車物関係の支払いは年間約65万件、金額にして約1467億円に達し、これは人身事故など他の担保を含めた全体の支払額2076億円の中の約71%を占める」と概況について話した。そして参加したフロントマンらに「JA共済では『自動車共済利用者満足度調査における総合満足度、90%以上』を目標として各種取組みを行っている」とし、フロントマンの役割の重要さを訴え、激励した。
各賞受賞者については以下の通り(敬称略)。
◎最優秀賞
▽(有)須賀鈑金塗装 須賀宏明(岩手県)(=写真右)
◎優秀賞
▽(有)東部自動車整備工場 渡部剛志(福島県)
▽田中自動車鈑金塗装 田中智(鳥取県)
▽(株)宗像オート整備工場 花田将宗(福岡県)
◎敢闘賞
▽(株)ジェイエイ秋田しんせい サービス由利自動車センター 佐々木直生(秋田県)
▽(有)雨宮オートボディーサービス 雨宮正孝(山梨県)
▽(資)ナカガワ 松下英次(熊本県)
(写真)競技会参加者ら、リア損傷の競技風景、挨拶するJARIC本島会長
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