国内景気は足踏み状態-農林中金総研見通し2016年3月1日
農林中金総合研究所は2月18日に改訂経済見通しを公表した。
15年度のGDP実質成長率は前回(昨年12月)の1%を下方修正し、0.6%と見込んだ。10~12月期が当初の予想を下振れするマイナス成長となったこと、世界経済の低迷が長期化する可能性を考慮して輸出の増加テンポを一段と緩やかにしたため。名目成長率は2.0%と前回の2.3%から下方修正した。
先行きについても世界経済の下振れリスクが顕在化しつつあり楽観視できないことや、16年の春季賃金交渉も期待外れとなる公算が高く、民間消費の持ち直しが本格化するには至らないとして、16年度の実質成長率は0.9%、名目成長率は1.4%と予測した。17年度は実質成長率▲0.1%と3年ぶりのマイナス成長を予測している。
日銀は「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定したが、これまでのところ株価や為替レートへの影響は一時的かつ限定的。日銀は「物価の基調は改善」との認識を示しているが、農林中金総研は「さらなる追加緩和策が打たれる可能性が高い」と分析している。
重要な記事
最新の記事
-
生モズクのブランド化と6次産業化を視察 地域・社会課題の解決へ事業構想作り 全中教育部が沖縄で「ミライ共創プロジェクト」研修(2)2024年12月18日
-
輸出拡大で「手取り増」へ 次期基本計画の輸出政策検証 自民・輸出促進対策委員会2024年12月18日
-
みどり戦略 適正な農産物価格を 自民党が提言へ2024年12月18日
-
「すべての人が利益を享受できるように」『水活』の見直し省内で議論 江藤農相2024年12月18日
-
【小松泰信・地方の眼力】北陸電力志賀原発が発する警告2024年12月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】これ以上農家に負担を押し付けてはいけない~国内生産は過剰でなく足りていないのだから生産調整でなく出口調整が不可欠2024年12月18日
-
VRコンテンツで建物損害調査を疑似体験 JA共済連が「大規模自然災害損害調査リーダー研修会」2024年12月18日
-
適用拡大情報 殺虫剤「アクセルフロアブル」 石原バイオサイエンス2024年12月18日
-
第163回勉強会『宇宙農業の研究・開発動向と将来』開催 植物工場研究会2024年12月18日
-
おせちに欠かせない「世界最大級」の黒豆「丹波黒」出荷最盛期 兵庫県丹波篠山市2024年12月18日
-
「補助金クラウド」静岡県信連と農業・地域活性化に向けた業務提携を開始2024年12月18日
-
「農林水産業みらいプロジェクト」2024年度助成 JA全農ふくれん等3件に決定2024年12月18日
-
「国産4足歩行ロボット」開発 日本の技術結集で新たな価値創造へ アールティ2024年12月18日
-
北海道鶴居村における「森林を活用した脱炭素社会の実現」に向けた連携協定 農林中金、ENEOS、鶴居村森林組合2024年12月18日
-
価格が約半分に「アイガモロボ」2を新発売 井関農機2024年12月18日
-
年末年始に知っておきたい農機具の防犯対策 農機具王2024年12月18日
-
乳用牛のエネルギーバランス 乳生産記録から簡易に推定する式を開発 農研機構2024年12月18日
-
日本茶AWARD2024最高賞受賞「Botanytea-徳島県産ゆず」発売 三井農林2024年12月18日
-
那須千本松牧場で「栃木の恵み 畑のマルシェ」開催 ホウライ2024年12月18日
-
特別支援学校による新鮮野菜・手作り工芸品の販売会 物流センター職員と交流 パルライン2024年12月18日