500億円規模の新たな出資枠設定-農林中央金庫2016年5月26日
農林中央金庫は5月25日、農林水産業の高付加価値化、国際競争力強化を支援するために500億円規模の新たな出資枠を設定したと発表した。
農林中央金庫はこれまでも「農業所得増大・地域活性化応援プログラム」などを通じて、川上である生産者に対する助成を中心とした直接・間接サポートを1000億円規模で実施しており、今後も継続していく。
一方、今回新たに設定する出資枠は川下である産業界への支援を行うことが目的。農業とその関連産業の高付加価値化や生産性向上のために、全農など系統団体と国内外の企業との協働を進め、それを支えるリスクマネーを提供する。
この出資枠はこれまでの「JA・6次化ファンド」や「アグリシード・ファンド」などを再編増強するもの。名称は「F&A(Food and Agri)成長産業化出資枠」。
河野理事長は「農林水産業への新規参入から規模拡大、高付加価値化、生産性向上等に資する取り組みに対して全力でサポートしていきたい」と話した。
農林中央金庫は、今後、全農など系統団体をはじめ、産業界の生産性向上に連携して取り組むという趣旨に賛同する企業・組織に呼びかけ、各組織の持つ知見やネットワーク、人材・資金を活用した業界全体の取り組みの支援をめざすとしている。
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