経常利益1800億円-農林中金半期決算2016年11月25日
農林中央金庫は11月22日、2016年度上半期決算を発表した。経常利益は1883億円を計上した。
外貨調達費用が増加し前期より750億円減となった。純利益は同718億円減の1434億円となった。今年度から3年間の中期計画では経常利益を通期で1500億円を目標にしており、今期決算は前期にくらべれば減益だが、農林中金は目標に向けて着実に実績を積み上げているとしている。
経常収益は同▲61億円の7006億円となった。このうち資金運用収益は同▲767億円の5076億円となった。USドルの運用資産が54%を占めることから円高の進行で有価証券利息配当金が▲720億円減の4714億円となった。一方、今期は有価証券売却益を460億円増の602億円(単体)確保した。
経常費用は同688億円増の5123億円となった。このうち外貨調達コストの上昇で資金調達費用が587億円増の3971億円となった。また、JAバンク自己改革のサポートのため事業管理費が147億円増の809億円となった。 純資産は▲1254億円で7兆613億円となった。
自己資本比率は引き続き高水準を維持している。普通出資等のTier1(中核的自己資本)比率は今年3月末比で1.24%増の20.19%、総自己資本比率は同1.31%増の26.38%となっている。
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