自転車事故の未然防止へ JA共済自転車シミュレーター搭載車両が全国巡回2017年9月27日
JA共済連は、地域貢献活動の一環として、自転車乗用中の正しい交通ルールや危険予測を学べる自転車シミュレーター搭載車両「すまいる号」の全国巡回を始めた。
年齢や男女を問わず手軽に乗れる乗り物として多くの人たちに利用されるとともに、健康志向の高まりなどを背景に、その利用者は増加している。だがその一方で、平成28年には自転車乗用中の事故による負傷者数が約9万人(警察庁資料)にものぼっている。
JA共済はこれまでも交通事故の未然防止活動として、幼児向けをはじめ、中高校生向け、シルバー世代向けなど、世代別の交通安全教室を実施してきているが、誰もが被害者にも加害者にもなりうる自転車事故を減らすために、自転車乗用中に遭遇しうる危険を疑似体験できる自転車シミュレーターを搭載した巡回型車両「すまいる号」の運用を新たにスタートし、全国を巡回している。
(写真)自転車シミュレーター搭載車両『すまいる号』外観
「すまいる号」は、自転車シミュレーター2台を搭載し、4台の車両で展開している。シミュレーターでは、体験時間別・難易度別に3分から5分程度のコースが用意され、正面に設置された3画面の大型液晶モニターに、さまざまな危険が潜む交通場面を再現し、体験者が実際に自転車に乗用することで、臨場感のある映像が展開されるようになっている。体験後は、診断結果が出力され、乗用中の事故や違反の状況などを確認することができる。
このシミュレーターは、全世代が活用できるようになっており、JAやJA共済連都道府県本部が主催するイベントなどで体験することができる。
(写真)自転車シミュレーター体験の様子
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