給付還元0.70% 前年同率を維持 JA全国共済会2020年3月12日
一般財団法人全国農林漁業団体共済会(JA全国共済会)は3月5日、令和元年度第3回通常理事会を開き令和2年度給付還元利率と中期経営3か年計画を決めた。厳しい運用環境のなかで、給付還元利率は前年度を維持した。
令和2年度の給付還元利率は「制度」が0.70%で前年度と同率、「施設」は0.65%で同じく前年度と同率となった。中期3か年計画の初年度に令和年度は計画達成に向け、(1)拡大契約160万口、管理設計利用率90%の獲得、(2)「制度」未利用JAの解消とJA等の関連会社への加入推進、(3)安定的な給付還元の継続、(4)JA都道府県中央会との連携強化などに取り組む。
なお、令和元年の決算見込みでは、運用資産の減価や金利リスク等が発生した場合の給付保証に備える「事業基盤強化準備金」が、3億8000万円積み増しの321億7000万円。令和2年度以降の安定的な給付還元に備えるための「給付還元安定財源」は156億6000万円になる見込み。
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