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朝食は週に4.7回、夜はサラダが65% 独身20代の食意識調査 農林中金2020年4月27日

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 農林中央金庫は4月24日、アンケート調査「第3回 現代の独身20代の食生活・食の安全への意識」の結果を発表した。調査は、首都圏に住む20代の独身男女400人を対象に、3月17日から3月29日にかけて行われた。

 農林中金は、2004年から各世代を対象に食に関する調査を継続して行っている。今年は20代の独身男女を対象に食に関する意識と実態を探ることを目的に調査を実施。第1回調査(2008年)、第2回調査(2014年)とも比較しながら、この間の意識の変化も探っている。


◎朝食を「毎日食べる」は半数以下

 週に朝食を食べる回数を聞いたところ、「毎日」が半数以下(45.8%)。続いて「5・6回」(17.0%)、「3・4回」(13.8%)、「1・2回」(8.3%)と続き、まったく「食べない」(15.3%)は1割以上だった。
 朝食を食べる回数は週平均「4.7 回」。女性は半数以上が「毎日」(56.0%)食べるが、男性は「毎日」(35.5%)が4割に達していない。 一人暮らしの単身で「毎日」(37.5%)朝食を食べる割合に比べ、家族などと同居では約半数が「毎日」(49.3%)食べている。
 朝食を食べる場所は、「自宅」が約9割(92.6%)。女性は「自宅」で食べる人の割合が男性より高かった。男性は「車の中」(11.0%)、「ファストフード店(立ち食いそば・うどん屋含む)」(7.8%)も 1割前後見られた。


◎朝のメニューは、トップが「パン」

 朝食のメニューを複数回答で聞くと、トップは「パン」(67.8%)。続く「ごはん」(54.0%)と答えた人も半数以上で、「牛乳・ヨーグルト」(41.9%)、「味噌汁」(35.7%)が続いた。
 「ごはん」を食べるのは女性より男性に多く、20代前半の方が多い。また、「ごはん」を食べるのは単身(43.0%)より、家族などと同居(58.1%)に多く、家族と同居している人の方が、ごはんとおかずのメニューで食べることが多い。


◎昼食は「ごはんとおかず」が1位

 昼食でよく食べるのは男女ともに1位が「ごはんとおかず」(66.0%)。2位が「おにぎり」(45.6%)で、朝食とは対照的に和食を食べる傾向が見られた。また、「家で弁当を作ってもらう」は全体の2割だが、2008年の前々回調査では13.3%、2014年の前回調査は17.3%で、今回20.5%と増える傾向にある。


◎夕食は「家族に料理を用意してもらう」が7割近く

 夕食では「家族に料理を用意してもらう」(68.0%)がトップ。次いで「飲食店に行く」(49.3%)、「自分で料理を作る」(30.3%)と自炊派は約3割だった。過去の調査に比べると「料理を用意してもらう」が増える一方で、「外食や購買」「自炊」は減少傾向にある。
 また、夕食でよく食べる料理の1位は「サラダ」で、前々回の調査で8位、同前回3位から上昇した。過去の調査に比べ、「サラダ」と「味噌汁」が大幅に伸び、「パスタ」が減少したことも特徴。
 また、自炊(調理を手伝う)は「ほとんどない」(65.3%)が6割以上で、夕食に手作り以外のものを使う人も6割以上(63.5%)だった。


◎食費は1日あたり約1086円

 食費は月平均3万2581円で、1日あたり約1086円。男性は3万8441円で女性の2万6928円とでは1万円以上の差があった。
 コンビニを利用するのは週平均「3回」で、飲食店(ファストフード含む)の利用は週平均「1.5回」。飲食店の利用頻度は、前々回調査の2.0回から前回は1.8回で、今回1.5回と、過去の調査より減少している。


◎ 「カロリー・ダイエット」への関心は女性で約6割

 食に関する意識では、「カロリー・ダイエット」(42.0%)への関心が強く、「からだに良い食べ物」(37.8%)、「栄養」(36.0%)の順。男女別では、「バイオ技術」を除く全ての質問項目で女性の方が高い割合を示し、特に 「カロリー・ダイエット」は、男性2割強(24.5%)に対し、女性は6割弱(59.5%)と倍以上の差があった。
 また、料理や食べ物、食べ方についての情報源は「インターネット」が2008年の前々回調査で26.5%、2014年の前回調査で50.3%から今回は67.0%に急伸。一方、「新聞」は、17.0%(2008年)→7.3%(2014年)→0.3%(2020年)、「テレビのニュース・番組」(46.3%(2008年)→44.0%(2014年)→24.8%(2020年)といずれも大きく減少した。また、不測の事態に備えた「食糧備蓄」は、平均「4.6日」分だった。

 食に関する意識では、食について関心がある人が8割超(84.5%)に達した。食について「試してみたいこと」として、4人に1人が「糖質制限」(26.0%)に関心を示し、女性では4割(39.5%)に達した。

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