イノベーションファンド通じ農業情報設計社へ出資 農林中金2020年7月29日
農林中央金庫は、農林中金イノベーションファンドを通じて、農業用トラクターのGPSガイダンス技術を持つ(株)農業情報設計社に出資した。
農業情報設計社プロダクト「AgriBus シリーズ」
農業情報設計社は、世界で80万件以上ダウンロードされているトラクター運転支援アプリ「AgriBus-NAVI」や、高精度の位置情報を取得するためのGPS/GNSSレシーバーである「AgriBus-GMiniR」、既存の農業機械に後付けで自動操舵を可能にする「AgriBus-AutoSteer」などを提供するAgritechスタートアップ企業。ほ場において正確な軌道でトラクターを運転することは熟練の技術を要する。その上、トラクターの運転手は正確な現在地やどこまで作業をしたかがわからくなってしまうと農薬散布や施肥等の作業が重複したり、未実施の部分が生じたりして、農薬の過剰散布や雑草や病害虫の発生を招いてしまう。こうした課題を解決るす同社の一連の製品は、農業者に熟練技術がなくても正確に等間隔な作業を支援する。
従来のGPS/GNSSガイダンス装置や自動操舵装置は、主に導入費用の課題から大規模ほ場中心の普及にとどまっていたことから、同社は、ひとりでも多くの農家へテクノロジーを届けようと、中小型トラクター向けでも導入可能な低価格での製品提供を行っている。
今回のファンドは、広くテクノロジーの恩恵を普及することを掲げ、農家の収益改善や労働力の課題解決に取り組む同社の理念に共感して出資が実施された。
農林中金は今後、JAグループが設立したオープンイノベーション組織、AgVenture Labのネットワーク等を活用しながら、同社の事業展開を支援していく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(131)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年3月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(48)【防除学習帖】第287回2025年3月1日
-
農薬の正しい使い方(21)【今さら聞けない営農情報】第287回2025年3月1日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(2)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(3)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【米の食味ランキング】猛暑・残暑で西日本のランク落ち目立つ 徳島南部コシヒカリは初の「特A」2025年2月28日
-
【JA全国青年大会】JA青年の主張 最優秀賞に谷本弾さん(JAあきた北青年部)2025年2月28日
-
全農 政府備蓄米入札への応札方針決める2025年2月28日
-
(424)「米国農務省の長期見通し」雑感【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月28日
-
大谷翔平選手が「ファミリーマートおむすびアンバサダー」就任「ぼんご監修おむすび」新発売2025年2月28日
-
東北農林専門職大学、南東北クボタと「スマート農林業」で連携協定締結 山形県新庄市2025年2月28日
-
【役員人事】JA三井リース(4月1日付)2025年2月28日
-
「令和7年2月17日からの大雪」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年2月28日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」のJクレジットを媒介 農林中金2025年2月28日
-
農機の装備や販社連携、オンライン企画一体で農作業安全を推進 クボタ2025年2月28日
-
チラシやHP、SNSで農作業の安全を啓発 体験型研修も実施 ヤンマーアグリ2025年2月28日
-
安全装置を採用、機種別広報で農作業安全を啓発 三菱マヒンドラ農機2025年2月28日
-
農業女子プロジェクトや社外研修でも農作業安全を啓発 井関農機2025年2月28日
-
農業用窒素固定菌資材「エヌキャッチ」 キャンペーン ファイトクローム2025年2月28日
-
【役員人事】雪印メグミルク(4月1日付)2025年2月28日